ぬすぃ
ぬすぃ
ぬすぃ
ぬすぃ
ぬすぃ
私は隣の部屋からかすかに聞こえる声と少し遅れてスマホに流れる音声を聞いていた。
晴れ女、晴れ男の方々には味わえない、私だけのリアルタイムで聞こえる声。
私だけの甲斐田晴 今ここを出て、隣の部屋のドアを開けて話しかけてしまえば、何千もの人達がざわつく事だろう…私はこの上ない背徳感を楽しむのが最近の日課になっている。
どうやら今、自分の事を話題にしているようだ。
私は少し恥ずかしくなった。だって…私の事を褒めているんだから…
私はディスコードでメッセージを送ってやろうかと思った。が、晴のリスナーに少しマウント(?)を取ってやろうかと思い、LINEで[おやすみなさい🌙]とだけ送った。きっと部屋にプライベート用のスマホを置いているだろうし、着信音が鳴るだろう。別に話題にするようなものでもない内容にどう返すのやら…と思っていたら…
晴
口に出してしまった。 まぁでもどうにかなるだろう…いつかバレるかもしれないし♡
晴の必死のカバーを信じてくれるリスナー達。素直ですねぇ…
晴が配信を終わらせると言ったので、私はイヤホンを外し、部屋の外へと出た
この時はまだ
晴が配信を切り忘れているなんて知らなかった…
次回★どうなっちゃうんだろぉ!
コメント
3件
ストーリーよすぎて泣いた(´;ω;`)