あれからどれだけの日にちがたったのだろう。
僕は、あれから黒尾さんと時々あってはいるものの、
話してはいない。
赤葦さんや菅原さんとは話せている。
菅原さんは、前まで、強敵って感じだったけど、
最近はご飯もくれるし
暇な時赤葦さんも一緒に話してくれるから、
結構好印象だ。
でもやっぱり黒尾さんが問題だ。
黒尾さんは敵なのに、
なんであんなに寂しそうな顔で立ち去るのだろう。
なんであんなに優しくするんだろう。
最近はもう何もかもが分からない。
菅原さんは優しいし。
赤葦さんは敵か味方かも分からないし。
黒尾さんも的なはずなのにどこか優しい。
そして、僕が黒尾さんに抱く、、
この感情は何なのだろう、。
どこか奥ゆかしくて、
ずっとモヤモヤしていて、
吐き出したくなるようなこの感情。
そして、黒尾さんだけでなく、
日向にも似たような感情を僕は抱いてしまっている。
なぜ?
ふと疑問が湧く。
この感情はどこから来ている?
僕が感情を抱いている2人の関係性は?
分からない。
分からないことがやがてストレスになってくる。
もう人の顔すらもやでかくされている。
何も見えない。
次は人の顔だけでなく、
見えているもの全てが、、
さらに、この目に写っている全てがモヤになり
モヤしか見えなくなっていた。
次の瞬間僕は倒れた。
次に目を覚ましたのは、次の日のこと。
起きた時には、
いつものように、
菅原さんや赤葦さん、黒尾さんはおらず、
大地さんと、山口と、
"日向"
の3人が目の前にいた。
目を開け、
名前を呼ばれた。
起き上がろうとしたが、
体が動かない。
口も動かない。
声が出ない。
どこか怪我しているのかと思い、
どこかに痛みは感じないかと、
一旦深呼吸した。
だがどこも痛くない。
声が出ないから喉が痛いのでは、と思ったが痛くない。
どこも痛くないのだ。
なのに体は言うことを聞かない。
そこにひなたがいて、
今すぐにでも、
僕をいじめた理由を聞き出したい。
山口と大地さんにも、心配をかけた。
だから、
『大丈夫だよ』
と言ってあげたい。
なのに、
声が出ない。
僕はこの虚しさに、涙を流した。
それを見て驚いたのか、
みんなの口の動きが止まった。
今までずっと、名前を呼んでくれていたのに。
もう名前は呼んでくれないのか。
もうそばにいてはくれないのか。
僕はずっとこの人たちに会いたかった。
でも体も動かなければ声も出ない。
それに呆れてしまったのか。
目だけ開いて、
ずっと動かない。
それに諦めてしまったのか。
僕は怖くなった。
また、見捨てられるのではないかと。
前のトラウマが蘇ってきた。
また涙を流した。
もう何をすればいいのか。
この動かないからだと、声はいつ治るのか。
どうすればまた、烏野のみんなと、
『仲良し』
になれるのか。
僕の思っていることは、、
叶わないのか。
分からなくて。
怖くて。
不安で。
次は息が荒くなりながらも泣いた。
視界がぼやけている。
すると頬に一滴の雫が落ちてきた。
その雫は僕の頬を伝って床に落ちていった。
それはいってきだけではなかった。
また2滴3滴と、
たくさん落ちてきた。
誰かの涙なのか、
それなら位置的に山口だ
しかし僕のために山口が泣いてくれるのだろうか。
僕はしばらく泣いて、
泣き疲れて寝てしまった。
あの3人は、どこに行ったのだろう。
コメント
6件
3人ともいなくならないでー まじで今クロ月が1番好き❤多分この物語のおかげでハマった🫶🏻🫶🏻🫶🏻
やっぱ自分は黒月派かなツッキー大丈夫かな?
え?え?え? ヤバいヤバい なんで3人いなくなったの!? 黒尾さんと日向に抱く感情が同じ!?似てるだけ!? どっちなんだ!ワクワク 今日は早めに見れたかな?w マジいつもお疲れ様ー! 毎日投稿してるだけでもう充分偉いよ!私なんて全然だよw 無理はしないでね!