樹君の車の助手席。 メディアに見つかったら困るのでマスクをする。
樹
斗奈、ゴメン、
斗奈
ううん、大丈夫。もう全然痛くないし!
ちょっとだけ嘘をついた。 まだほんの少しズキズキする。
樹
そっか、良かった。
樹
あのさ、お詫びさせて。
斗奈
えっ?あ、送ってってくれるんだもんね。ありがとう
樹
ううん、違う。
斗奈
え?
樹
俺の家に送ってく
斗奈
え!?
斗奈
どういうこと?樹君の家に行くの?
樹
今日は泊ってって
斗奈
え、ダメ。帰らないと怒られる。
樹
お母さんには夜の撮影で泊まりになった、って
斗奈
でも、バレちゃうよ、、
樹
俺の家来てほしいの。
樹
それがお詫び。
斗奈
お詫びって、、
斗奈
ん?わざと当てたんじゃないよね!?
樹
違う!そんなんじゃない!
樹
斗奈を傷付けたくないし、
樹
結構痛かったでしょ?
俺マジで後輩部員に嫉妬してた。
俺マジで後輩部員に嫉妬してた。
斗奈
え?
樹
あ、いやなんでもない。
樹
ほら、役に入りすぎてたんだ
斗奈
そっか、、、
斗奈
じゃあ、そんなに言うなら、お母さんに伝えるだけ伝えてみる
樹
うん、ゴメン
斗奈
お兄ちゃん!
北斗
あ、斗奈!どうしたの?
さっき、お母さんに連絡するって言ったけど 大抵こういうのはお兄ちゃんに連絡する。 お兄ちゃんと話したいっていうのもあるのかな
斗奈
あのね、急なんだけど。
北斗
えっ、告白?
斗奈
違う!笑
北斗
えぇ、違うか、、
で、どうしたの?
で、どうしたの?
斗奈
今日ね、実は夜のシーンの撮影も入っちゃって、
斗奈
泊まりになっちゃって帰れないっていう
北斗
えー、ヤダ
斗奈
ヤダじゃなくて、w
北斗
分かった、、お母さんにも伝えとく。
北斗
明日は帰ってくるよね?
斗奈
うん
北斗
じゃあ、明日ね。
待ってるね。
待ってるね。
斗奈
うん、ありがとう
樹
どうだった?
斗奈
オッケーだって
樹
良かった、、
樹
もうすぐ着くよ
斗奈
うん
斗奈
あのさ、、
樹
うん?
斗奈
樹君、彼女はいないの?
樹
え?
斗奈
あっ、女の人を家に呼べるってことはいないのかなぁって
樹
あぁ、うん、いないよ
樹
いたら呼べないもんね
斗奈
そっか、意外だなぁ
樹
、、、
樹
着いたよ!
斗奈
おお、えっ、デカ!
斗奈
お邪魔しまぁす
樹
どうぞ、上がって
?
HAHA⤴
斗奈
えっ、人がいる!?
樹
え、お前今日来てたの?
ジェシー
え、来てたよ
ジェシー
あれ!北斗の妹ちゃん?
斗奈
あ、こ、こんにちは
樹
お前なんで来てんだよ!
ジェシー
だって、斗奈ちゃん
樹
ちげーよ、お前だよ!
ジェシー
AHAHAHAHA!
ジェシー
暇だったし、樹んちの方がテレビデカいから来た
斗奈
えっ、来たって、鍵は?どうしてるんですか?
樹
コイツ、俺んちの鍵持ってるの
ジェシー
そう、なぜか
樹
お前が欲しいって言ったんだろ!
ジェシー
HAHA
斗奈
そうなんだ、、
ジェシー
なんで斗奈ちゃんは来てるの?
斗奈
あっ!えっと、
斗奈
(確かになんで?)
樹
お前には関係ないから
ジェシー
え?何?二人ってそういう??
斗奈
えっ、ちが、
樹
お前いいから早く帰れよ
ジェシー
たまには?
樹
いっちゃお~
樹
じゃねえよ!早く帰れ!
ジェシー
AHAHAHAHA!!
分かった帰る帰る
分かった帰る帰る
樹
あっ、ジェシー
ジェシー
ん?
樹
北斗には言わないでね
ジェシー
なるほど、分かった!言わない!
でも、、
でも、、
樹
で、でもなんだよ
ジェシー
たまには?
斗奈
いっちゃお~!笑
ジェシー
えっ
斗奈
え、あ、ゴメンなさい
斗奈
なんか楽しそうだったから、、
ジェシー
可愛い~
斗奈
へ?
樹
はい、いいから、もういいだろ
ジェシー
じゃあね~
ジェシー君が出ていく
樹
はぁ、マジ疲れる
樹
ほら上がって