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皆さん、どうも!
思ったより好評だったので、続きを書きました!
色々と矛盾していたり、話が合わなかったりする部分もあるかも知れませんが
どうかお許しください…!
※非現実的
※腐向け
※死ネタ表現あり
読み終わった後の批判は自己責任でお願いします
何でも大丈夫な方だけ、お進み下さい
スタート!
糸師 凛
目の前の光景に目を疑った
高校2年生の夏
恐らく俺は潔と同い歳だ
そして今から潔の所へ会いに行く
糸師 凛
山奥へ入ると、1輪の花が見えた
しかし、それだけでは無かった
糸師 凛
見えにくいが花の近くで誰かが喧嘩をしているのが見えた
糸師 凛
タッタッ
正体は知らないが、もし潔だとしたら…
俺は咄嗟に走った
潔に何かあれば、俺が俺じゃなくなると思ったから
タッタッタッ
糸師 凛
息を切らしながら、花の元へと近づくと…
そこには潔と…
糸師 凛
目の前の光景に目を疑った
潔
潔は蜂楽に押し倒されていて
さらに…
蜂楽
蜂楽?というやつに尖った物を首に当てられていた
どういう状況だ?
一体、どうなっている?
様々な疑問が頭に浮かぶが、今はそれどころでは無い
糸師 凛
俺がそういうとおカッパはギロリと横目で俺を睨んだ
糸師 凛
ゾワ
去年に感じた不気味な圧
そして生気のない暗い瞳
らしくもなく、怖いと思った
だけど…
潔
糸師 凛
潔を置いていくわけには行かねぇ
糸師 凛
蜂楽
蜂楽
蜂楽
蜂楽
ゾワワ
なんだこれ、気持ち悪ぃ
まるで潔以外を敵としか、見ていないような
独占欲が溢れるような…
とにかく、なんとも言えない感覚がした
でも…それより…
いくら潔が幽霊だとしても…
糸師 凛
糸師 凛
潔に刃物を向けられる姿は見たくない
蜂楽
蜂楽は考える仕草をしたが、意外にもすぐに離してくれた
潔
潔
潔が我慢していた分、咳をした
俺はすぐにかけつけ…
蜂楽
ようとしたが、それは止められた
糸師 凛
蜂楽
糸師 凛
蜂楽
蜂楽
蜂楽
糸師 凛
蜂楽
潔
何を言ってんだ、こいつは
まるで自分は特別だって…
蜂楽
糸師 凛
蜂楽
蜂楽
蜂楽
糸師 凛
潔が好きなのに、触れられない
叶わない恋
それなのに…
''友達''まで奪われるだと…?!
糸師 凛
糸師 凛
シャキン
糸師 凛
俺が掴みかかろうとすると、今度は俺の首に刃物を当てられた
蜂楽
蜂楽
少しでも動けば、傷をつけられる
どうする…
どうすれば…
パチン
蜂楽
糸師 凛
一瞬何が起こったか、分からなかった
おカッパは刃物を落とし、倒れ
俺が首を触るも、血もでていない
じゃあ何だと横を見ると…
糸師 凛
潔
潔が縄のような…鞭のような物を持っていた
恐らく、これをこいつに当てたのであろう
助かったのはいいが…
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
潔
俺は問い詰めるが、内容を教えてくれない
糸師 凛
糸師 凛
潔
糸師 凛
潔…意外と冷たい…?
そう思った時だ
ザザ
糸師 凛
潔
木の後ろから足音がした
タッタッタッ
走って逃げられていくのが、わかる
このままほっといた方がいいだろう
だけど、なんとなく
追いかけた方がいい気がして、その足音へ続いた
糸師 凛
潔
タッタッタッ
潔
糸師 凛
糸師 凛
追いかけてきたのはいいが、山を出たところで見失ってしまった
糸師 凛
俺がイラつき始めると、周りにいた1人の男性が話しかけてきた
男性
男性
糸師 凛
男性
男性
男性
男性はそういうと、道を指した
男性
タッタッ
ここでボーッとするより、男性の言葉を賭けて追いかけた方がいい
俺はそう判断し、また駆け出した
男性
潔視点
数時間前…
潔
木の上で足をぶらつかせながら、そっと呟く
あいつ……凛…
去年は色々あって、モヤモヤした別れ方だったけど……
潔
あれ?
そういえば、今日って…
?
ビクッ
この声は…
潔
蜂楽
潔
蜂楽
蜂楽
蜂楽
潔
潔
そうだ、今日は蜂楽が出てくる日
潔
来てたとしても、凛を危険な目に合わせたくない
蜂楽
蜂楽
蜂楽
潔
蜂楽
潔
嫌な予感がする
頭では分かっているのに、聞いてしまう
蜂楽
蜂楽
「成仏してないの?」
潔
蜂楽
蜂楽
潔
蜂楽
潔
蜂楽
蜂楽
蜂楽の手が俺の頬に触れる
恐怖からか、無いはずの心臓がバクバクと鳴っている
蜂楽
蜂楽
潔
蜂楽
蜂楽
蜂楽
潔
蜂楽
潔
潔
蜂楽
潔
蜂楽
潔
蜂楽
無言で俺をじっと見つめてくる
すると…
蜂楽
気づいたら、蜂楽は横にいた
潔
そしてそのまま俺の首を掴み、蜂楽が上になるように地面に落ちた
バサバサ
ドン!
潔
蜂楽
蜂楽
シャキン
どこからか、蜂楽が刃物を出してきて俺の首に当てる
少しでも動いたら、刺さりそうだ
潔
潔
蜂楽
蜂楽
蜂楽
潔
なら勝手に成仏しとけば…
蜂楽
蜂楽
潔
潔
蜂楽
潔
蜂楽
潔
こいつは何を言っている…?
俺がいないとダメ…?
意味がわからない
潔
タッタッタッ
蜂楽
糸師 凛
糸師 凛
距離は離れていたが、逃げていた人物がここに入っていったのは見えた
だが、目の前まで来ると誰も使っていなさそうなボロボロな倉庫だった
辺りを見渡しても何も無く、ただ雑草やポイ捨てであろうゴミだけだった
糸師 凛
スタ スタ スタ
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
隠れているのか、人の姿が見当たらない
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
ゴン!
怒りに任せてそこらにあった硬い何かを蹴った
糸師 凛
糸師 凛
そういった時だ
コツ コツ
?
?
後ろから足音と声が聞こえた
振り向くとそこには…
?
首を傾げた赤髪の(声的に)男が立っていた
?
糸師 凛
?
千切 豹馬
糸師 凛
名前がどうした
自己紹介してる場合じゃねぇんだ
糸師 凛
千切 豹馬
千切 豹馬
糸師 凛
千切 豹馬
用は別にない…
ただ…
糸師 凛
千切 豹馬
糸師 凛
糸師 凛
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
糸師 凛
確かにそうだ
だが、ここで素直に言うべきか?
それとも誤魔化した方がいいのか?
糸師 凛
千切 豹馬
俺が必死に何も無い頭を回転させるが、思いつかない
千切 豹馬
糸師 凛
千切 豹馬
糸師 凛
千切 豹馬
千切 豹馬
糸師 凛
千切 豹馬
糸師 凛
千切 豹馬
今誤魔化したって、どうせ見られていた
俺は小さく頷いた
千切 豹馬
糸師 凛
とりあえず、こいつに全てを話した
初めて出会ったのは小さい頃
夏休みになると毎年会いにきていたこと
俺があいつを想っていること以外、全てだ
正直、話してよかったのか不安になる
千切 豹馬
糸師 凛
千切 豹馬
千切 豹馬
糸師 凛
糸師 凛
千切 豹馬
懐かしいような空気
日本の和室
俺は周りを見渡しながら、座って待つ
糸師 凛
糸師 凛
千切 豹馬
先程からガサゴソと何かを探していた千切が顔を上げた
糸師 凛
千切 豹馬
そういって差し出された1冊の本
糸師 凛
千切 豹馬
糸師 凛
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
昔の潔が…?
千切 豹馬
千切 豹馬
糸師 凛
糸師 凛
千切 豹馬
古くて埃がついてる分厚い本
1ページずつ開いても、時間かかるだけだ
どうせ、何も無い
あいつの過去なんて
俺には……
千切 豹馬
糸師 凛
千切 豹馬
糸師 凛
ページの文字を指して、俺に見せた
俺は2人の親友を亡くした
青い瞳の少年と黄色い少年だった。