俺はぺいんとに嘘をついた。
ぺいんとの牢獄へ入り、
"自分"で扉を閉め鍵をかける。
…
でもステイサム看守があんなことを言うなんて…
少し動揺して大根演技になってしまったかもしれない。
けどこれはお前らのためでもあり看守のためでもある。
…ステイサム看守を信じすぎだろうか。
でも今の俺には信じることしかできない
ごめんな
…やっぱ引っかかる
なんでクロノアさんは間違って俺のトコに?
それに俺のことをぺいんと"くん"って…
動揺してんのか?
…考えすぎて逆にねみぃ…
明日にでも考えるか…
クロノア
かすかに声が聞こえた。
クロノア
クロノアさん…?
急に声が聞こえなくなり、やっとの思いで目を開けると
目の前には
俺の唇に口付けをしているクロノアさんがいた。
疲れていなかったからだろうか。今日は何の夢も見なかった。
いや、寝ていないのか。体がだるい。
体を起こすとトイレの横で座って寝ているクロノアさんの姿があった。
昨日の夜のことが嫌でも遮ってしまう。
昨日かすかにクロノアさんの声がして、話しかけてるのかなとおもって目を開けた。
そうしたらクロノアさんにキスされていたのだ。
……いやいや俺は冷静に何を言ってるんだ恥ずかしい
…いや、これこそ夢なのか?
普通に考えておかしいだろうクロノアさんが俺にキスとは
あの人普通に女の人が恋愛対象だし
……まあこの話はなかったことにしよう
ところでしにがみは起きてるんだろうな
俺が!夜に!あんな!ことになったのに!
あいつは何も知らずぐーすかしてたらぶちぎれるぞ
ぺいんと
あいつ寝てやがる
ぺいんと
……
おきねえ
クロノア
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
クロノア
クロノア
ぺいんと
クロノア
……は?
ぺいんと
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
クロノア
クロノア
クロノア
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
仕方なく俺は目を閉じる
今日のクロノアさんはなんなんだ?
しにがみが気絶している?ばかを言え
クロノア
クロノアさんは俺の耳元でささやく
不安になり少し目を開けると
俺は、また…。
そう考える隙もなく俺は眠気に襲われ、その場に倒れこんでしまった。
コメント
1件
え、続き、気になりすぎるんだが