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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

なんで寿司…?

サーモンぅぅ…‼︎

ちがうぅぅぅ!と言う。

サーモン=否定

なんで私はこんな小さくなってんだ⁇

いつもなら、姿変わらないはずなのに…

タイムリープし過ぎてイカれた…⁇

馬鹿にしてんの?

はまちっ⁉︎サーモン‼︎

ブンブンと首を振る。

この時の私はまだ呪言もまともに扱えてないし、なんなら今もそんな状況だから咄嗟に出た「寿司語彙」

棘なら分かってくれたのに……

たまご……たまご……たまごぉ……

「どうしよう」と何度も言って頭を抱える。

こんな姿じゃ何も出来ないじゃないか

言葉すらまともに喋れないし……

ていうかなんで私はおんぶされてるんだ?

……家は?

サーモン…

首を振ってそう言う

家分かんねぇの?

サーモン

家がねぇの?

マグロ

サーモンはNO?

マグロ

マグロがYES?

まぐろ!

パァっと顔を明るくする

何となく分かってくれてよかった‼︎

コミュニケーション難しいな

で、家ねぇの?

…マグロ。

あるにはあると思うが帰れない。

あの家には“過去の私”がいるからだ。

……んー、俺ん家来る?

……はまち?

マジで?

ハマチは分かんねぇけど、来るなら来てもいいよ。

妹居てな、多分お前と同い年くらいだと思うし

まぐろ!マグロ‼︎

助かった‼︎良かった‼︎!

いくらっ!ニコッ

ありがとう、の意を込めて笑う。

こっちを見ていた男の子は、ふいっと顔を逸らした。

私をおんぶしたまま彼は歩く。

いや自分で歩くけど…

マイキー

俺、佐野万次郎。

マイキー

お前は?

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