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カズマ
結婚式会場から少し離れた所にあるベンチに座っていると、白のタキシードを身にまとった彼が現れた。
ミツル
カズマ
ミツル
まずいな、奥さんにはもうばれてるかもしれない。
カズマ
ミツル
カズマ
ミツル
カズマ
ミツル
ミツル
カズマ
ミツル
彼の頭を優しく撫でてやる。
ミツル
ミツル
ミツル
ミツル
カズマ
ミツル
カズマ
彼は去り際にこちらに手を振った。
その薬指には銀色のリングが輝いていた。
彼の姿が完全に見えなくなってから、深いため息を吐いた。
これまでに、何度もキスをして、体を重ねて。
でも、それはもう二度と叶わない。
だんだん、自然と涙が溢れてきた。
ミツル
改めて、彼が好きなんだと自覚した。
ミツル
俺はズボンのポケットから銀色のリングを取り出した。
それを空へと向けると太陽の光に反射してキラリと光った。
ほんとは、これを彼の薬指にはめることが出来ればどれだけいいことだろう。
それはもう叶わないけど。
俺はリングにそっとキスをした。
唇に冷たい感触が走った。