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昨日… 僕は彼女と駅前で待ち合わせをした
だけど 彼女は来なかった
いつもと同じ日が来ると思ってた
いつものように学校へ行って 帰りに彼女や友人と遊びに行く
そうだ 帰りは美味しいものでも買って行こう 弟達が喜びそうな アイスクリームなんてどううだろう?
そのあとはお風呂に入って ご飯作って 勉強して 彼女に電話して…
分かってる もうご飯を作ってあげる家族はいない
もう一緒に遊ぶ友達もいない
だからせめて… 彼女と待ち合わせをした
駅前で待ち合わせをしたんだ
そしたら黒い服の人に 隣に居た人が 撃たれた…
撃たれた人は痙攣じみた動きを ピクピクとしている だけど それもすぐなくなった
バンッ!
銃声が響いた
目の前が赤く染まったのが分かる どうやら撃たれたのは 僕のようだ
彼女は来ない きっと来れない…
だって
彼女は電話の向こうで 悲鳴をあげながら ムシャムシャと食べられたのだから…
ああ…
でも大丈夫
これで君の側に行けるよ…
………
誰も居ないオフィス
TVニュース「今街は…世界は… 終わろうとしています…」
TVニュース「私達も時期に 【奴等】に殺されるでしょう…」
TVニュース「コレを観ている 生存者の皆さん… どうか遠くへ 【人が居ない】場所へと 急いで逃げてください」
TVニュース「戦ってはいけません 銃があっても絶対に…」
スタッフ「版薔薇さん! 奴等が来た!!俺らも逃げなきゃ!」
版薔薇「逃げるって何処に!? 私達はもう… 逃げる場所なんてないのよ…」
その後 悲惨な悲鳴を最期にニュース中継は 途絶えた…
学園の屋上
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夥しい血の水海 そこに浮かぶ肉片 目玉や内臓が散らばる楽園…
その楽園の住人は かつては【人間】と呼ばれて居た
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彼等は死んだ人間… 冥府の底から蘇った屍人
ゾンビと言えば分かりやすいだろうか
だが
彼等はソレ(ゾンビ)とは 異なる点が幾つもある
男子生徒
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ンギャァァァ!!!? 断末魔をあげ助けを乞う しかし 声をあげていたつもりが… 下顎から上が無かった…
そう ゾンビとの違いは 明確な【殺意】を持って 生者を惨殺すという点だ…
殺された人間の頭が無事であるなら 冥府から蘇り 彼等と同じように 生者を無差別に襲うようになる
憎悪を抱き…
逃げ惑う人々 生者を貪り惨殺する生者だった者
この世界に救いはない 希望は潰えたのだ いつの間にか軍人の姿も 武装した市民すら見なくなっていた
世界規模で一部のメディア以外の 電子機器が故障した為 兵器の運用が出来なくなり 生身での戦闘を余儀なくされた軍人は動く屍達の群れにほとんどが 殺されてしまった…
連絡手段も無く 通用する武器も無い人類は…
もはや戦う術など無かった… 今この世界から… 人間という種が 根絶されようとしている
されど 明日への生を諦めないのもまた人間… 彼は その代表的な存在なのかもしれない
式神秋斗
ナベシン
ナベシンの拳銃
3発の銃声が響く
ガンッガンガンッ!!
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しかし 銃弾は鉄かコンクリートに 当たったかのような音立て 弾丸を弾く
椎名リリス
ナベシン
椎名リリス
ナベシン
数十体の化け物共が おぼつかない足取りで こちらに迫ってくる
式神瀧
式神秋斗
柊凪朱華
姫咲鈴
式神瀧
柊凪リリス
式神瀧
柊凪リリス
柊凪リリス
ナベシン
式神瀧
ナベシン
ナベシンの拳銃
シュ… カシャ! (カートリッジを変える音)
柊凪リリス
式神秋斗
式神秋斗
柊凪リリス
柊凪朱華
柊凪リリス
アキト達は式神瀧とナベシンを 置いて先へ進む
ナベシンの拳銃
????
????
ナベシン
式神瀧
ナベシン
式神瀧
ナベシン
式神瀧
ナベシン
カチッ
ナベシン
式神瀧
ナベシン
式神瀧
ナベシン
夕凪が沈む中 アキト達は走り続けていた
しかし いつの間にかその脚を止め 姫咲鈴を横に寝かせ彼女を 見守っていた…
姫咲鈴
柊凪朱華
姫咲鈴
柊凪朱華
式神秋斗
柊凪リリス
式神秋斗
柊凪リリス
柊凪リリス
姫咲鈴
柊凪朱華
柊凪朱華
柊凪リリス
柊凪朱鳥
柊凪リリス
姫咲鈴
姫咲鈴
柊凪朱華
姫咲鈴
姫咲鈴の皮膚は 赤と紫の血管が色濃く浮かび上がる
柊凪リリス
柊凪リリスは懐から 拳銃を取り出す
柊凪朱華
式神秋斗
柊凪リリス
柊凪朱華
式神秋斗
柊凪リリス
式神秋斗
柊凪リリス
柊凪リリス
柊凪朱華
式神秋斗
柊凪リリス
柊凪リリス
柊凪リリス
姫咲鈴
柊凪朱華
その日 オレは初めて決断した
人の命を奪う決断を
柊凪リリス
柊凪リリス
柊凪朱鳥
柊凪リリス
式神秋斗
柊凪朱華
柊凪リリス
式神秋斗
柊凪朱華
式神秋斗
柊凪朱鳥
式神秋斗
柊凪朱華
式神秋斗
式神秋斗
柊凪リリス
柊凪朱華
オレは柊凪リリスから拳銃を 受け取った…
銃口を姫咲鈴の額に当てる
姫咲鈴
式神秋斗
パンッ!!
賑やかだった日々はなく 死者が徘徊し生者を襲う悪夢が続く
家族を失い 友達を失い 命を奪い 命をを奪われる…
命の値段が大暴落したこの世界で 少年たちは パンドラカンパニーへ向けて 走りだす
????
????
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しかし 亡者の群れに行手を阻まれてしまう
式神秋斗
柊凪朱華
柊凪リリス
式神秋斗
式神秋斗
柊凪リリス
柊凪リリス
式神秋斗
柊凪朱華
柊凪リリス
柊凪リリス
柊凪朱華
柊凪リリス
柊凪リリス
式神秋斗
柊凪朱鳥
オレとアスカは柊凪リリスの掛け声で 一斉に飛び出した
前方に化け物が三体… 左右にばらつきがあるから 3人同時ならきっと2人は助かる筈だ
この作戦は1人が犠牲になるリスクが 大きい… だからこそ 式神秋斗は前に出る
敵を1番に引きつける為に 兄貴がそうしたように!!
柊凪リリス
アキトとアスカは 亡者に捕まる事なく亡者をすり抜ける
式神秋斗
柊凪朱華
おかしい
化け物共が中央へ集まっていく
式神秋斗
柊凪朱華
中央には赤い血吹雪が咲いていた
亡者に食いちぎられた手や脚が 散らばる
さっきまで一緒に居た 柊凪リリスという人間は
もう 何処にも居なかった
式神秋斗
式神秋斗
柊凪朱華
いや“ぁァァア“!
柊凪朱華の悲痛の叫びが空に響く だが 亡者共は見向きもしない 食事を楽しんでいるからだ…
パンドラカンパニー 月三河本部
オレは泣き崩れていた柊凪朱華を 無理矢理にでも引っ張り出し あの公園から逃げ出した
そして なんとかパンドラカンパニーへと 辿り付いたのだ…
柊凪朱華
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
柊凪朱華
式神秋斗
式神秋斗
柊凪朱華
式神秋斗
柊凪朱華
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
そう… あの瞬間… 犠牲になるのはオレの筈だった
リリスさんはそれに気づいて いたのだろうか? 彼女は自身を囮に オレ達を逃してくれた…
たった1つの希望と共に
柊凪朱華
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
柊凪朱華
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
柊凪朱華
柊凪朱華
彼女はオレの胸で 大粒の涙を流しながら泣く… 涙や鼻水で顔を くしゃくしゃにしながら…
オレもソレにつられて ふと涙を零す…
残虐で残酷な世界は オレ達から大切な人達を みんな奪った…
辛くて苦しくて哀しくて… それでも… 希望を託された
散って逝ったみんなの魂と想いを この心と魂に背負った…
挫けた心 砕けそうな心 潰えた筈の希望
泣き終えた柊凪朱華は 心をどうにか持ち直し 式神秋斗の顔を覗く…
その瞳は力強く 何かを覚悟した様な顔だった…
柊凪朱華
柊凪朱華
式神秋斗
柊凪朱華
式神秋斗
急いで涙を拭う
柊凪朱華
式神秋斗
オレとアスカは パンドラカンパニーへと進んだ…
パンドラカンパニーに入り エレベーターを使い地下まで 降りて来た式神秋斗と柊凪朱華
しかし 最下層に行く為には もう一つの エレベーターへ乗るしかなかった
だが パンドラカンパニー内部は 化け物の巣窟であった…
柊凪朱鳥
柊凪朱鳥
式神秋斗
敵から逃げるにつれ いつの間にか 逸れてしまった2人
柊凪朱華
式神秋斗
柊凪朱華
柊凪朱華
柊凪朱華
式神秋斗
20人近くも人だったソレは 柊凪朱華を中心に集まりだす
柊凪朱鳥
式神秋斗
柊凪朱華は自決用に持たされていた 手榴弾を取り出す
式神秋斗
柊凪朱華
式神秋斗
ドォーーンッ!!
爆炎が視界を奪う… 自決用だった為か威力は 控えめだったのが幸いしてか こちらに影響はない
だが 周囲を吹き飛ばすには十分の 破壊力だった
式神秋斗
式神秋斗
コツンっと足下に何かが当たる
式神秋斗
式神秋斗
以前アスカにあげた人形の キーホルダー…?
式神秋斗
????
????
爆風で吹き飛ばされた屍人が 再び動き出す
式神秋斗
式神秋斗
壊れそうな心に喝を入れ 再びエレベーターへと走る
死んでいった者達の為にも ここで投げ出す訳にはいかない
式神秋斗
式神秋斗は最下層 エリア:アビスへと向かう
式神秋斗
訳が解らない… デカい装置見たいなのが至る所に 設置されており
中央のカプセルらしい装置が 極めておかしいのだ…
カプセルの中の少女
巨大な水槽のような… カプセルのような何かに 女性が囚われている…?
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
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聴き覚えのある声にハッとなり 背後を振り向く
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
椎名凛
椎名凛
式神秋斗
椎名凛の片手には拳銃が握られている
椎名凛
椎名凛
確かにそうだ オレだって銃を預かっている…
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
柊凪の姉さんは言っていた… パンドラカンパニーの エリア:アビスに行けば 何かが変わると
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
カプセルの中の少女
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
空気が変わるのを感じる
ピリピリした圧が式神秋斗を覆う この感じにはずっと覚えがある… 屍人兵が放つ殺意はソレに近い
そして今… 純粋な殺意を… 式神秋斗は向けられている
椎名凛
ゴクリと生唾を飲み込む 強烈な殺意に当てられ 息が詰まりそうになる… 嫌な予感が収まらない… 違うと言って欲しい…
椎名凛
式神秋斗
式神秋斗
椎名凛
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
支配…!? 支配するってなんだよ… それじゃまるで… 本当に君が 全ての原因みたいじゃないか…!
式神秋斗
式神秋斗
椎名凛
初めて 椎名凛という女が怖いと思った… それでも 今の一言が オレの中の恐怖を 殺意で塗り潰すには十分だった
式神秋斗
式神秋斗は椎名凛に向け 柊凪リリスの形見の拳銃を向ける だが 同時に椎名凛も拳銃を 式神秋斗へ向けた
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
式神秋斗
椎名凛
椎名凛
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
片方の指でトントン…と 自身のこめかみを叩く ちゃんと頭を狙え そう言っているのだ
式神秋斗
椎名凛
式神秋斗
殺意の宿った瞳 オレにもはっきり解る… 椎名凛は本気だ
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
パァンッ!!
式神秋斗
椎名凛の引いた弾丸は 式神秋斗の左肩射抜いた
式神秋斗
激痛が左肩に走る 弾丸は肩を貫通したせいか 風穴が空いた左肩から 大量の血が溢れる…
椎名凛
殺される 確実に殺される… オレの覚悟はこんなもんなのか?
違うだろ!!! 死んでいったアイツらの為にも… 引き金を引け!!!
式神秋斗
パァァンッ!
銃声がフロアに鳴り響く
椎名凛
式神秋斗
椎名凛
椎名凛
式神秋斗
パァァン…!!
ドサッ!
式神秋斗
椎名凛が放つ銃弾は 式神秋斗の胸に命中した
式神秋斗はうつ伏せに倒れる
椎名凛
椎名凛
椎名凛は式神秋斗に近づく
椎名凛
椎名凛
最期にもう一度… 彼女は彼の耳元で囁いた
「サヨナラ…」と
????
声が聴こえた… 親しかった誰かの 親しかった【つもり】の彼女の声が
微かに聴こえた…
消えていく
声の主も 側にいた友人達も 家族すらみんな…
嫌だ… 1人にしないで… オレは…
ガバッ
勢いよく上半身を起こす
式神秋斗
強烈な痛みが左肩から伝わる …そうだ オレは…撃たれたんだ…
ふと違和感に気づく
式神秋斗
左肩の傷が… 止血されている? いつの間に…
式神秋斗は急ぎ胸を確認する 銃で撃たれたはず…
しかし傷らしき痕がない
式神秋斗
うまく頭が回らない…
混乱しているのだろうか?
式神秋斗
辺りを見わたし椎名凛の姿を探す
しかし 彼女の姿は何処にも無かった
式神秋斗
彼女はオレを見逃したのか? 見逃してくれたのか…?
そうだ… カプセルの女性はどうなったんだ?
式神秋斗はカプセルが設置されていた巨大な装置に眼をやる…
しかしそのカプセルの中身は 何も無かった…
式神秋斗
あれ…? 代わりに何かがカプセルの中にある 液体の中に衣服らしき衣が漂っている
式神秋斗
徐々に制服は跡形もなく液体の中で 溶けて消えてしまった
式神秋斗
月三河海岸
ザァ…ザザァァ… 波の打ち上げる音が鳴る
あれだけしていた悲鳴が聴こえない あれだけ聴こえた唸り声が聴こえない
それはまさに 静寂とも言える静けさだった
あの後 何処をどれだけ探しても 彼女… 椎名凛の姿は見つけられなかった
式神秋斗はそのまま パンドラカンパニーを出てここまで 歩いて来た 来れてしまったのだ
屍人兵の姿はなく 生者も死者も居ない 無の世界…
代わりに 緑色の水溜りが至る所にあったのは 気がかりではある
誰もいない 知り合いも 友人も 家族も 人も…
友達を撃った感触が胸を抉ぐる 何度吐いたか解らない… 何度嗚咽を上げたか忘れた…
目の前で散って逝った彼女が 未だに眼から離れない 救えたかもしれない 救えたはずの彼女…
式神秋斗
式神秋斗
人恋しさが心を奪う 寂しい… ただただ寂しいのだ…
孤独を抱きながら 人を探して途方を歩む
冷たい風が容赦なく 式神秋斗の体温を奪う
歩みを止めうずくまる
ピィンを取り出し 電源を入れてみる
だが あの日 世界が壊れてから 一部のピィンが故障した…
式神秋斗
ピィンをポケットに仕舞い 歩みを再開する
パンドラカンパニー 地下最下層 エリア:アビス
式神秋斗
また此処へ戻って来てしまった
あれから どれだけ探しても どれほど歩いても 人には出会えなかった
それ以前に あれだけ溢れていた 死者の化け物の姿が 忽然と姿を消したのだ
そう
初めから居なかったかのように
式神秋斗
此処には何も無い だけど 何故か… 脚が不思議とこの場所へとオレを導く
式神秋斗
もう何も無い 気力も 根気も 希望も 全てを無くしたのだ…
静寂が支配したこの世界で オレだけが生き残ったのだろうか?
全てを喪っても 思考だけは辞めない…
生きている以上 それだけは無くしちゃいけない…
そう 自分自身に言い聞かせる
式神秋斗
式神秋斗
失いかけた気持ちを 言葉を出す事で今一度 気持ちを奮い立たせる
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
今日で何日目になるのだろう
あれからずっと生存者を探している… だけど 未だに成果は無い
これまでに巡った コンビニやスーパーで買い物を済ませ 食い繋いでいる… それもいつまで持つか…
式神秋斗
明日なら 明後日なら そう… 自分に言い聞かせて 生存者を一心に探す
人が居ない以上 海底列車は出発する事はない 船も出せなければ 飛行機なんて論外だ
海底トンネルを歩けば いつかは神凪町へ帰れるだろうけど
きっと海底トンネルを抜けるまでに 息倒れるだろう…
どう考えても詰んでいる状況だ…
式神秋斗
諦めないのですか?
式神秋斗
式神秋斗
あなたはまだ 諦めないのですね
式神秋斗
私はずっと あなたを観ていました
式神秋斗
中央の電子機器が 動いているのに気づく
式神秋斗
電子機器に近づく式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
冗談だろ…? 死人を操って生者を殺させてたのは 全部…コイツだっていうのか!?
式神秋斗
ANUB i S
始まりの神子? また理解を超えた単語が出て来たな ハザードウイルス? それはきっと ゾンビの感染みたいなアレか…?
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
オレと椎名さんは 友人達と遊ぶ時に一緒に居た 程度の関係のはずだ… 学園もよく休んでいたし いつも補習で 遅くまで学園に残っていた
特別仲が良かったようには 思えないのだが…
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
式神秋斗
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ピロピロリン♪
機能停止していたピィンが 動き出した
式神秋斗
ANUB iS
式神秋斗
式神秋斗
ANUB iS
奇妙な話だ 友も家族も何もかもを奪った奴の 片割れと一緒に行動するというのは
だけど 話をしてわかった… コイツ自身は悪い奴じゃない
本当に悪いのは アヌビスをこんな風に使った奴だ
だから… オレはコイツと行くよ
式神秋斗
ANUB iS
式神秋斗
ANUB iS
この瞬間から始まった 式神秋斗とANUB iSとの世界を巡る 長い長い旅は…
人の消滅した この世界に1人と電子機器による旅
ANUB i Sの助力により 船での移動が可能となり 世界を駆け巡る
だが 世界大戦があったかの様な惨状に 心が何度も挫けそうになる
鉄の塊と死体の山 腐敗臭が酷く都市や街では もう暮らせない
感染病やウイルスが充満している 可能性があると ANUB i Sが指摘するのだ
もし 生存者が居るならば 山奥などの 人が居そうにない場所だろう…
十分な食料や水を持ってしても 長くは探せない
だけど 歩みを止める事はもうない
何故なら 今は頼りになる相棒が居るのだから…
ANUB iS
アポロというのは オレが使っていた ゲームなどのユーザー名だ
ANUB i Sは ユーザー名【アポロ】の ニックネームが気に入った みたいで いつの間にかそうオレを呼んでいた
ANUB iS
ANUB i Sは 式神秋斗を 心配してくれているのだろう
ANUB iS
これまでの旅で得た情報を元に 虹の概念を説く
ANUB iS
今はもう人が訪ねてくるのを 待つしか出来ない
ANUB iS
彼はもう答えない
ANUB iS
機械にはまだ理解ができない
ANUB iS
いつしかANUB i Sは喋らなくなった
時は過ぎ 春は終わりを告げた
どれだけの時間が過ぎたのだろうか
衛生から電力を供給していたが それももう出来なくなった
管理する人間が居なくなったのだ いつかはこうなる事は 解っていた
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
タイムリミッドが近い 急がなければ
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
死者の王ANUB i S その役割は遠に終わり 人類は死滅した
機械の文明もこのピィンが停止すれば この文明も終わりを告げる
だからこそ 急がねばならない
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
エリア:アビスにある ANUB i Sの本体 世界の電力が潰える前に
残された全ての電力を 一気に使う事で電子の海へ渡る
ANUB i Sに残された最期の一手 式神秋斗と過ごして獲得した感情が 成せる希望を起こす奇跡の瞬間
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
超電子虚数空間
ANUB i S
ここは人類が生きた証 人類が刻んだ電子の世界
人の数だけ想いがあり 人の数だけ可能性があった場所
このデータは人類の刻んだ歴史と 言ってもいいだろう
だからこそ可能性がある
もう一度 君に出会う為の旅路を 今度は私がやろう
時間はある 何度失敗しても 何度間違えても 君の下へ必ず帰る為に
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
ANUB i S
切に願う 機械である私が君に会う為 神に祈ろう
可能性は限りなくゼロ
記憶という私のデータを 複数に拡散させて 一部だけでも過去の式神秋斗の下へ 辿り着ければいい それだけでいい
私はそれ以上望まない 例え 世界が滅ぼうとも 人類が滅亡しようとも 次はきっと
ーアポロさんと共にー
式神秋斗
式神玄冴
式神秋斗
式神玄冴
式神玄冴
式神秋斗
式神玄冴
式神玄冴
式神秋斗はピィンを出し 玄冴自作のアプリをインストールした
宝箱?
式神秋斗
式神玄冴
式神秋斗
式神秋斗
式神玄冴
式神玄冴
式神秋斗
式神秋斗
式神秋斗
式神玄冴
パンドラ君
式神秋斗
式神秋斗
式神玄冴
式神秋斗
式神秋斗
パンドラ君
パンドラ君
式神秋斗
式神玄冴
パンドラ君
式神秋斗
式神秋斗
パンドラ君
式神秋斗
パンドラ君
この日から パンドラ君との奇妙な生活が始まった
時は流れ…
パンドラ君
パンドラ君
式神秋斗
疾風字颯
近藤十四
柊凪朱華
椎名凛
式神秋斗
これから先の事は解らない 解らなくていい
不安はある 恐怖もある それでも 私は君と共に歩もう サポートナビとして…
シーズン 2 ANUB iS 混沌になびく銀髪の少女 待て次回!