1人にしないで

毎日、両親からの虐待の日々だった。

でも、僕には桃にぃがいた。

今日は機嫌が悪いみたい。

ﾄﾞｶｯ.....ｹﾞｼｯ....、！

ﾊﾞｯ......

ｹﾞｼ...ｯ、ﾄﾞｶｯ.....！

....ｶﾞｼｬﾝ...ｯ、ﾄﾞｶｯ....、！

お母さんも、お父さんも、 おかしくなってた。

ｹﾞｼ...ｯ、....ﾊﾟﾘﾝｯ.....、！！

やめて、やめてよ、桃にぃが.....ｯ、

桃にぃ".....ｯ、！！

だから、○した。

お母さんも、お父さんも、○して、

家に火を付けた。

" 桃にぃと一緒に "

桃にぃと一緒に

逃げて....

逃げて....

振り返ったら、

桃にぃがいなかった。

僕には、桃にぃだけなのに....ｯ、

その人たちが見てたのは、

ニュースの画面だった。

｢一軒家から火が、 大人2人と子供1人の遺体。｣

｢家族構成から、 子供1名が行方不明であることが判明｣

"子供1人の遺体"....？

あの家にいる子供は僕と桃にぃ....

でも、僕は生きてるし.... 桃にぃも、僕と一緒に逃げたのに....

なんで......ｯ、？

いやだ、怖いよ.....ｯ、

来ないで.....誰なの、？

桃にぃはどこなの.....ｯ、？

後ずさって....後ろ向きに走り出した。

.......けど、

｢危ない.....ｯ、！｣

大きいトラックが........、

キキーーｯ、！！

ぎゅっ.....、！

ぎゅぅ.....ｯ、

解説 桃くんは、あの日の虐待で既に○んでいた。桃くんを目の前で○された青くんは、怒りに任せて、両親を○し火を付けた。だが、桃くんが○んだことを受け入れられてなかった青くんは、桃くんを探し続けた。 ニュースでは、警察により、桃くんと両親の遺体が見つかっており、青くんが行方不明となっていた。 青くんは、逃げようと後ずさり、そこにちょっと来たトラックに跳ねられた。最後の場面は、あっちの世界的なものです、。