ナレーター
それは、とても惨く、残酷な話だった
暁斗(あきと)
海を…空が吸収する…事だ
空(そら)
…!そんな…。
空(そら)
でも、それで海が…助かる…なら…。
空(そら)
僕は…
海(うみ)
兄さん、もう、いいんだよ
空(そら)
海…
海(うみ)
兄さん、僕はいつかこうなるんじゃないかって、分かってた。
海(うみ)
僕は声が出せない
海(うみ)
内界の仕事しかできない
海(うみ)
それでも、僕は兄さんと居られて…
海(うみ)
しあわせでした
空(そら)
海…!そんな…そんな嫌だ!嫌です!海は僕の中で生き続けるんです…
空(そら)
そんな、後生の別れみたいなこと…言わないで…。
海(うみ)
いいんだよ兄さん
海(うみ)
僕はね、兄さんと一緒に存在して、そばにいれて、本当にしあわせなんだ
海(うみ)
だから…僕と一緒に、堕ちて…?
空(そら)
…!
空(そら)
…そう…ですね。はは。何考えてたんだろ。
空(そら)
僕は…






