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お姉様は、「FOG JUICE」と書かれた壺を出した

サリー

ジャックを止めなくちゃ

ミサ

もしかして、霧を生み出すつもりなのですか?

サリー

だって、流石に止めないと……

ミサ

そうですね

もうここまで来ると、止めなくてはいけない……

サリー

……あとね、ミサ

ミサ

はい

サリー

昔はよく夜逃げしていたじゃない?

ミサ

え?

サリー

私と一緒に

ミサ

そんなはずは……

ミサ

(私が、夜逃げ!?!?)

ミサ

そんな叔父様を裏切るようなことは……

サリー

ミサは、昔は博士に従ってなかったのよ

ミサ

え!?

ミサ

(お姉様何を言い出すの!?)

ミサ

(本当だとしたら、過去の私、一体全体何やってるの!?)

サリー

あの時は楽しかったけど……

サリー

でも、突然ミサが変わっちゃって驚いたわ

ミサ

私が、変わる?

サリー

──もしかして記憶を失ってるの!?

ミサ

え( ・∇・)

突拍子もない発言に、思わず間抜けな声が出てしまった

サリー

何があったのかはわからないけど、ミサは昔は私と同じで、博士に反抗してたのよ

ミサ

(ショックだった事件は、レオと揉めたことかな……)

ミサ

(前世のことや、今聞いたことも……)

サリー

──あっ!

ミサ

どうしたのですか?

サリー

その後からかしら、貴方とレオは疎遠になったのは……

サリー

それなら、レオと何かあったのかしら!?

ミサ

(ショックだったことでレオ関連なのは、揉めたことと前世のことだけど……)

ミサ

(前世にことをお姉様が知ってるはずもない)

ミサ

(揉める以前のことはよく覚えてないけど、ショックの影響だとしたら……)

ミサ

(やっぱり、お姉様の言ってることは合ってるの?)

数年前──

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