私
もう…
私
終わりにしよう…
そう言って屋上に来た私は
靴を脱ぎかけた時…
私
誰…?
三つ編みの少女
!!
私
ねぇ、やめなよ
ちょっと言ってみただけ
本当は…どうでも良かった
先を越されるのがなんとなく 癪だった
三つ編みの少女
運命の人だった
三つ編みの少女
どうしても愛されたかった
この子は振られたのか…?
…どっかで聞いたようなことだ
私
ふざけないで…!
三つ編みの少女
…!
私
そんなことくらいで私の先を越そうだなんて…!
私
欲しいものが手に入らないなんて…
私
奪われたことすらないくせに!
三つ編みの少女
三つ編みの少女
話したら楽になった
三つ編みの少女
じゃあね
私
…私も
私
今日はやめとくか…
次の日
私
さぁ、今日こそは…
背の低い少女
あっ…
私はまた声をかけてしまった
背の低い少女
…無視されて、奪われて
背の低い少女
居場所がないの…
この子は…いじめられている…?
またどっかで聞いたようなことだ
私
ふざけないで!
私
そんなことくらいで私の先を越そうだなんて…!
私
それでも親には愛されて、
私
暖かいご飯が待っているんでしょ!?
背の低い少女
背の低い少女
お腹が…すいた…
背の低い少女
ううっ…
私
…
私
今日もやめとくか…
そうやって何人かに声をかけて
追い返して
自分の事は誰にも言えなくて…
初めて見つけた
私と似たような悩みの子
黄色いカーディガンの子
黄色いカーディガンの少女
家に帰る度に増えるアザを消し去ってしまうため来たの
この子は…虐待されている…んだ…
どうでも良かったけど、 また
癖で声をかけた
私
ねぇ、やめなよ
…どうしよう この子は止められない
私には止める権利がない
私
それでも、ここからは消えてよ
私
君を見ていると苦しいんだ
黄色いカーディガンの少女
黄色いカーディガンの少女
じゃあ今日はやめておくよ
今日こそは誰もいない
誰にも邪魔されない
邪魔してくれない
私
黄色いカーディガンは脱ごう
私
三つ編みもほどいて
私
…背の低い私は
私
今から死にます
三つ編みの私
背の低い私
黄色いカーディガンの私
他の皆も
私を少しだけ邪魔してくれて
ありがとう






