この作品はいかがでしたか?
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コメント
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物語を大きく動かしていかないとね
主人公
主人公
主人公
主人公
主人公
主人公
主人公
部屋を出てエントランスに戻ってきた
そして右の扉を見てみると確かにエンブレムのようなものが扉にある
そこに確かに鷹のエンブレムが見えた
主人公
主人公
主人公
主人公
主人公
主人公
主人公
鷹の鍵を開けている最中2階から足跡が聞こえた
その足音はヒタヒタと階段を降りてくる
主人公
主人公
不安を感じていたがその不安が悪夢に変わる
亜人
主人公
亜人
主人公
主人公
主人公
急いで鷹の扉を開けて先の部屋に逃げ込む
主人公
主人公
主人公
主人公
主人公
主人公
鷹の部屋に入り廊下を駆け抜ける
左の角をグッと曲がりすぐ側の部屋に駆け込み戸を占める
足音的に僕よりも少し遅いくらいだろうか
しかしあの体格でそのスピードを出せているのだ
油断をすれば簡単に捕まるのもまた事実
部屋に入ったあと適当なものを取りドアの影に隠れる
知的生命体なのは確実のはず
この部屋に入って来た時手にある物を部屋の奥に投げて
注意を逸らしその隙に鷹の鍵を手に入れた部屋に逃げ込み隠れる
頭の中のプランは完璧だが実現できるかどうかは別の問題だ
そんなことを考えているとすぐに亜人が部屋にと入ってきた
息を殺して心拍数すらもあげないようにする
そして亜人の体が半身ほど入ったあたりで物を奥にと投げる
運良く金属製の何かにあたり亜人はそちらにと向かっていく
ドアから離れて音のした方に向かったのをしっかりと確認した後
僕は素早く…それでいて音を立てぬように部屋を出て急いでエントランスまで戻ってきた
亜人を目の当たりにして分かった
アレに捕まれば明日はない
部屋に入ってきた時亜人はフシュ-、フシュ-
というような荒々しい息遣いをしていた
恐らく気が立っていたのだろう
亜人が生物として生きるには食料が必ず必要となる
その食料が僕たち人間だと思われる
それ故に逃さまいと全力だと僕は感じた
たった1回のチェイスをしたが場所によっては優位に立ち回れることが判明した
そして僕の予想通り音を頼りに生きているようだった
亜人にもそんな弱点がある
そこを着けば逃げることも可能ということが判明した
しかし毎度毎度チェイスなんてしてられるほど心に余裕はない
亜人と僕との距離は1mなかったはずだ
それほど間近で亜人という存在を知れた
恐怖以外の何も感じれない
その中でいかに冷静に行動できるか
亜人から注意をそらすか
それを考えられなければ明日はない
捕まれば魂が盗られる
殺され方も残忍なものになるはずだ
このことを結衣さんに伝えないと…
とりあえず本来の目的である2階の探索に僕は行くことにしよう
エントランスで立っていれば亜人の餌になるだけなのだから
なるべく音を立てぬように2階に上がり左の部屋を探索する
最初に入った部屋はいわゆる客間と言われる場所なのだろうか
それなりの広さでソファが対面に1つずつ
そして真ん中に長方形の小ぶりなテーブルが置かれている
その他にも美術品の数々が並べてありこの館はそれなりの位の高い貴族をモチーフに創られているのがわかる
美術品こそ多く感じたが調べる箇所は比較的少なくその分じっくり調べられた
気になるところはいくつか見られた
不自然に本が抜かれた本棚にそこにあるはずの美術品がいくつかないということ
美術品があったと思われる場所にはくっきりと跡が残っており
意図的にそれを持ち出したと思われる
何よりそのいくつかない美術品が飾られていた棚にはご丁寧に
【順序を守り物を置け】
と、命令口調の札が飾られてるのだ
他に目立ったものは見られない
代わりにページの切れ端らしきものを手に入れた
それを悪夢の館と亜人という本のあるページと重ねてみる
すると突然光り出しその光が収まる頃には新たなページができていた
そのページの内容を簡潔に話すと
亜人は音を頼りに対象者を探す習性がありまた、目はあまり良くない
尚、亜人に捕まると体の骨を砕かれ頭から食いちぎられるという
本にも音を頼りに生きていると書いてある事から僕の仮説は事実に変わった
そしてもうひとつは捕まれば確実に死が訪れるということ
亜人についてほんとに少しだけ分かった
とは言っても得られた情報は大したものでは無い
元々僕が予想してたものだったからだ
館からの脱出に関わる情報は未だ出てきていない
また宛もなく館をさまよい情報を得るしかないということだ
精神的に疲労しているがそこは根気強さでカバーして何とか保つ
部屋を出る前にもう一度辺りを確認した後部屋を出て隣の部屋にと入ることにした