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月猫
…また寝てる
栞凪
ん…？月猫…？何…？
月猫
たまには外に出よう？引きこもり陰キャ
栞凪
う……。ちゃんと出てるし…。引きこもりじゃない…。
月猫
近くに団子屋が出来たって聞いたし食べに行こう
栞凪
んー。団子ぐらいすぐ作るよー
月猫
いつも同じだと飽きるよ
栞凪
どこも変わらないって…。
月猫
食べたら好きになるかもしれないよ？
栞凪
…
栞凪
分かった。でもついでに本屋に寄ってね
月猫
りょーかい
栞凪
ありがとね
月猫
何が？
栞凪
奢ってくれるんでしょ
月猫
いや、奢るとは一言も言ってないよ
栞凪
来週大福作るんだけど…
月猫
…
月猫
奢る
栞凪
やったー
月猫
お金ない？
栞凪
今はあんまり…
月猫
あぁ、それで
栞凪
…
月猫
？
月猫
どうかした？
栞凪
いや？別に
月猫
そっか
?
すいません！青髪に翡翠のフードを被った人を見ませんでした？
栞凪
それなら、あっちで見ましたよ
?
ありがとうございます！
栞凪
いえいえ、追いかけなくていいんですか？
?
あっそうだった
?
ありがとうございましたー！
栞凪
一日一善だね
月猫
普段の生活からするとあと300回で完了だね
栞凪
ひどい！バカにしてない？
栞凪
1週間に1回は外に出てるよ！
月猫
買い出しは除いてだと？
栞凪
う……
月猫
あ！ここだよ。早く入ろう！
栞凪
うん！
店員さん
こちらがみたらし団子になります
店員さん
ご堪能ください
店員さんはそう言って厨房の方に戻っていった
栞凪
…和服かわいい
月猫
この団子が美味しいんだって
月猫
聞いてる？
栞凪
聞いてない
月猫
聞こうか
栞凪
はい…
栞凪
だってさっきの和服の子可愛かったからつい…
月猫
はぁ…
栞凪
冷めた目で見られてるような気がするんだけど?!
月猫
これ、女子同士の会話じゃないよね
栞凪
月猫女子だったの?!
月猫
ん？
月猫
どうでもよくない？
栞凪
確かに
栞凪
団子食べよ？
月猫
そうだね
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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