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ぷぅぴす
同高設定の中太
ぷぅぴす
オメガバース世界。
ぷぅぴす
という設定でいかせて頂きます!
今日は第二性の検索結果が帰ってくる日
先生
其れじゃあ番号順に返すから
先生
渡されたら、開けずにしまうこと
先生
必ず保護者に渡すこと
先生
良いですね
先生
其れじゃあ一番から
太宰
ねぇ中也中也は何だと思う?
中也
β。
太宰
何故?
中也
一番多いから
中也
手前は?
太宰
私はやっぱりαでしょ。
太宰
中也とはオーラが違うもの
中也
大袈裟な
中也
αなんて上位20%だぞ?
中也
其れは夢見過ぎじゃねぇか?
太宰
まぁまぁ
太宰
もうすぐだから並んでくる
太宰の手は少し震えている
先生
はい。太宰。無くすなよ。
太宰
無くしませんよ
先生
次!千葉!
先生
喋ってないで並びなさい!
休み時間
中也
なぁ。手前見たか?
太宰
まだ。中也は?
中也
見た。
太宰
何だった?
ニヤリと笑う中也
中也
α
太宰
嘘!
中也
嘘じゃねぇ
中也
放課後見せてやる
太宰
じゃあ私も見てこようかな…
太宰
人多いし、更衣室に行ってくる
中也
おう。
息を飲む太宰
丁寧に封筒を破り、中の紙を出す。
恐る恐る開くと其処には、
太宰
Ω…
太宰
そうっだよね…
太宰
片親がΩだもの。
太宰
仕方無い…仕方っない。
太宰の涙で用紙が濡れていく。
太宰
ただいまー
中也
どうだった?
太宰
ふふふ。秘密
クラスメイト
中也くん。αだったの?
中也
まっまぁ
クラスメイト
すごいね!!いいなぁ
なら、オメガの私は…
太宰
落ちこぼれ…
中也
なんか云ったか?
太宰
いや?云ってないよ…なにも
太宰母
あら。おかえり
太宰母
今日って例の日よね。
太宰母
書類は?
太宰
あっあるよ…
太宰母
パパの子だものきっとαよ
太宰
うっうん…
太宰
じゃあ机の上に置いておくね
太宰
勉強してくる
太宰
っ…大丈夫…大丈夫。
太宰
きっと。Ωでも認めてくれる。
太宰
だいっじょうぶ
涙を拭う太宰。
体が震え始めた。
太宰
止まれっ…止まれ止まれ!!
太宰母
ちょっと!治!!
太宰母
どういうことよ!!?
太宰母
何であんたがΩなの!?
嗚呼。駄目だった。
太宰母
此の出来損ない!
太宰母
貴方を産んだのは貴方がαに産まれて
太宰母
私が生きやすくなるようにするためよ?
太宰母
どうして私の首を絞めるの!
太宰母
ねぇ!
太宰母
どうにか云いなさいよ!
太宰
ごめんなさい。
太宰母
はぁ?
太宰
ごめんなさい!
太宰
出来損ないでごめんなさい。
太宰
落ちこぼれでごめんなさい。
太宰
Ωでごめんなさい
太宰
迷惑かけてごめんなさい
太宰母
謝ったところでどうにかなると思ってるの?
太宰母
消えろよ!どうして…わたしに迷惑かけるのよ!
太宰母
どうして恩を仇で返すような真似ができるの!
太宰
やめてっ痛い…
太宰母
口答えしないで!!
太宰
やめっげほっ
太宰
厭だ!痛い!
中也
太宰ー
中也
おーい。
太宰
ちゅっや…
太宰
中也!!
太宰母
ちょっと!!待ちなさい!
太宰は、家を飛び出した
中也
おいっ…どうしたんだよその傷
太宰
いいから…
中也
いや、よくねぇって
太宰は中也の腕を掴み走り出した
中也
おい!!
中也
何があったんだよ
太宰
中也っ私…
太宰
ごめんっ云えない。
太宰
私まだ…中也に嫌われたくないよ
中也
は?全く話が読めねぇ
中也
ていうか俺は手前がなんだろうと嫌ったりしねぇ
中也
だから…何があったか話してくれねぇか?
太宰
わっ、わかった。
太宰
あのね。私
太宰
私、っΩだった。
中也
っ…
太宰
私!中也に迷惑かけたくなかった!
太宰
だから…実は色々隠してた…
太宰はすべてを洗いざらし話した。
中也はその間一度も目をそらさず真摯に太宰の話を聞いた
中也
そうか。
中也
でも良かったじゃねぇか
太宰
えっ?
中也
俺がαで手前がΩだろ。
中也
太宰がどう思うかはわからねぇが
中也
俺達は番になれる。
太宰
中也は私と番になりたいの?
中也
あっまぁ。そっそうだな。
中也
俺は…太宰と番になりたいと思ってた
太宰
中也っほんと?何時から?
中也
あぁーもう!いい隠さねぇ!
中也
俺は!お前のことがずっと前から好きだった!
中也
手前がΩだろうと番になって幸せにするって決めてた!
中也
勿論αでもβでもだ!
中也
だから…まだ少し早いけどよ
俺と番になってくれませんか?
太宰
いいよ
太宰
中也ならいいよ!
中也
ホントか?
太宰
勿論!
太宰
プロポーズだね
中也
うっうるせぇ!