主
主
主
主
主
主
ーいふ視点ー
思わずため息がでる
ここはほとけの家
りうらにだまされてきたら、ほとけになんかあったらしく、
その話をしているうちに、ほとけが泣き出してしまった
で、何があったかって言うと、「失恋」だ
アニキと初兎が両想いってことがわかって、落ち込んでる
俺だってほとけのこと好きやから、
好きな人の好きな人の話を聞くのはつらい
でもここで離したら、ほとけが本当に可哀そうだし…
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軽くため息をつくと、
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やつが心配そうに顔を上げてこっちを見てくる
ほんと、ほとけって人の気持ちしか考えんよなぁ…
ってか人が泣いてるときってどうすればええん?
小さい子には、とりあえず抱きしめて頭なでとけばどうにかなったけど…
それでいいんか?
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あー…もう……
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やつのいい匂いがする…って何考えてるんや!
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そう言うと、「しくしく泣いてる」だったのが、
「わんわん泣いてる」って感じになった
こいつもガマンしてたんよな…
俺はそーっと、やつのきれいな水色の髪をなでた
数十分後
急にやつの嗚咽がとまった
どうしたんやろ?と思って顔を見ると、
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すっごいかわいい顔をしながら寝てた
泣き疲れて寝たんやな…
この場合、俺ベッドに連れてった方がええんか?
でも勝手に部屋に入るのはさすがにまずいか…
ソファにしとこう
やつをソファにねかせたら、俺もなんか眠くなってきた
ソファにもたれて…
ーほとけ視点ー
あのー……
なんで僕がソファで寝てて、いふくんがそこにもたれかかってるわけ⁉
何この状況…何があったの?
ってかどうでもいいけど、ほんと、いふくんって、
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起きてたのか…
もーっ、恥ずかしいっ
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なんか初兎ちゃんがアニキのこと好きって聞いたのは覚えてるけど…
まぁそれすら夢かちがうのかわかんないんだけど…
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いふくんが事細かにあったことを教えてくれた
でもさ…なんで抱きしめられないといけないわけ⁉
あと僕、小さい子供じゃないし…
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たしかに時刻はもう十二時を回ってる
でも…なんだか一緒にいてほしい…
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なんで社畜がそんな体力あるんだよ!
恥ずかしいからほんとは言いたくないけど…
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彼の青い瞳が大きく開かれる
そんなおどろくかな?
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僕の家に泊まるの、いやかなぁ…
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え…やっぱ僕のこと嫌い?
今日は、ずっと誰かと一緒にいたい気分だけど…
さすがに厚かましいか
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バタン
ーいふ視点ー
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急に一緒にいたいとか、風呂入るとかいいだして…
本人に自覚はないんだろうけど、
こっちはそのたびにドキドキしてんだっつーの…
でも…一緒にいれてうれしい俺が、心の中にいることには気づいていた
バタン
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やつはぶかぶかのパーカーからきれいな足を出していた
ほんと、襲ってしまったらどないすんねん…
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そういうと、ほとけの顔がみるみる赤くなる
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そう言ってそのまま脱ごうとするほとけ
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おまえだって男好きなんだろ!
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これでほとけの裸とか見たら、ゼッタイ襲うし…
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寝る前(早くないと三回唱えてから読んでください)
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きれいな水色の髪
整ってる顔立ちに、
ほんのり赤い頬
俺はやつの体を、ぎゅっとだきしめた
主
主
主
主
主
主
主