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どれだけ時間が経っただろう。
外は真っ暗、周りには丸まったティッシュ。
ころん
物音がする。 きっとさとみくんが来るのだろう。
ころん
ガチャ。
小さな音。 小さな音だけれど僕には大きく聞こえた。
さとみ
ころん
あぁ、言葉が見つからない。 どれも言い訳に聞こえる。 引かれたのだろう、顔がひきつっている。
さとみ
長い沈黙の後さとみくんが声を発した。
ころん
さとみ
ころん
意外だった。まさかさとみくんがヤってるなんて。
さとみ
答えない、そりゃそうだ。 答えたくもないだろうに。 僕はなんてことを聞いたんだ。
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
まさか、
嘘と言ってくれ。
そんなことあるはずないだろ、
さとみ
ころん
さとみ
嫌なはずない、むしろ嬉しいのに、 表情が嬉しそうにないんだろう。 僕はいつも感情が顔に出ない。
ころん
無理やり笑わせる。 そうしたらみんな笑顔になる。
さとみ
彼だけはちゃんと見てくれた。 見ていてくれていた。
さとみ
ころん
涙がこぼれる。 今はなくところじゃないだろ。 体は言うことを聞かない。
リビング
ころん
さとみ
時間は進んでいるのだろうか。 遅すぎる。
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
天井が見える。
あれッ、?
僕…押し倒された、?
さとみ
ころん
気付くと前には 腹筋。
ころん
さとみ
さとみくんの息が荒い。 もう限界なのだろう。
さとみ
ころん
2人の体が合わさる
さとみ
さとみくんの息が首筋にあたる
くすぐったい。
ころん
さとみ
ころん
真昼間に2人の声が響く。 肌の合わさる音。 水の音。
どれもが興奮するには十分な材料だった。
ころん
さとみ
されるがまま。 全てを任せる。 そのうち暖かいものが注ぎ込まれるだろう。
さとみ
ころん
2人の白濁の液体が外に出される。 肩で息をする。 …気持ちが良かった。