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rara🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作
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第21話『欠けたピース、確かな温度』
こさめ
こさめの問いかけに、みことがにこにこしながら即答する。
みこと
こさめ
みこと
いつもより少し遅い朝。
六人全員がそろって、いるまの家のリビングに集まっていた。
らんは毛布を肩に引っかけたまま、ソファの端っこで小さく座っている。
いるま
いるまがソファで伸びながら呟いた、そのときだった。
なつ
なつ
玄関のドアが勢いよく開き、にぎやかな声が響く。
すち
すち
なつ
なつ
すち
戻ってきたふたりは、両手いっぱいに袋を抱えていた。
テーブルの上に次々と並べられていく、ポテトチップス、チョコ、クッキー、サイダー……。
らん
らんが小さく呟くと、隣にいたすちが少しだけ笑って、
すち
すち
こさめ
こさめもにこにこしながら、さっそくお菓子の袋を開け始める。
みこと
みこともテンション高めに参加して、
なつ
なつ
すち
すち
らん
らんが困ったように笑うと、
なつ
こさめ
そんなやり取りの中で、らんの表情も少しずつ和らいでいく。
らん
手にしたサイダーの炭酸が、ぱちぱちと弾ける音。
その音が、ふと何かを刺激した。
らん
喉に炭酸が刺さる感覚。
誰かの笑い声。
隣に、誰かがいて――
らん
ぶわ、と視界が揺れた。
一瞬、音が遠のき、世界が白く染まる。
どこかの部屋。
ソファ。
笑い合う声。
お菓子の山。
けれど――
声
声
声
声
声
声
断片的に浮かぶ記憶。
自分の声、誰かの声。
笑って、じゃれて、冗談を言い合って――
らん
途切れ途切れでも、確かにそこにあった。
一緒に笑っていた、温度のある光景。
でも音は歪み、ノイズが混ざる。
いるま
隣から、いるまがそっと声をかける。
らん
いるま
それ以上、何も聞かずに、いるまは目線だけを落とす。
その視線に、どこか安心した。
テーブルの上では、こさめがクッキーで塔を作り始め、みことが「崩れる前に見てー!」と焦ってる。
なつは「そんなの一瞬で崩れるって〜!」と笑いながら、すちは「逆に、どこまで崩さずに積めるかやってみよぉ」と楽しそうに微笑む。
らん
らんは、こっそりと笑った。
らん
らん
らん
今ここにいる、この温度と笑い声が、かつての記憶と重なっていく。
――次の記憶が戻るその日まで。
この温度を、胸にしまっておこう。
でも次の日には壊れるんだって……
知らなかった。
第21話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡220
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コメント
4件
最高すぎたんだが⁉︎
かわいいし尊い(◜¬◝ ) あ、全然100話まで言ってもらって!普通に全部見るんで!