クチュクチュ
保科
鳴海
隊長室に二人の吐息とキスの音が響く。 顔を傾け、唇で唇をはさみ、 顔の角度を変えて何度も唇を合わせる。
保科
チュッ
息が苦しくなる前に音を立てて唇が離れる。
鳴海
保科
鳴海が保科の上着のファスナーが開いて無防備になっている首筋に顔を埋める。
保科
保科が制止の声をかけると、 鳴海がぐいっと保科の腰を抱き寄せて 彼の耳元で囁いた。
鳴海
保科
鳴海
保科
鳴海が再び保科の首筋に顔を埋めてキツく肌を吸い上げ赤い花を一つ咲かせる。 その拍子に保科の身体がビクンと大きく跳ね、 一際甘い声が上がった。
その反応と声に煽られ、 鳴海が一つまた一つと保科の綺麗な肌に赤い花を咲かせていく。
保科
その間、 保科はただ自身の身体に走る甘い痛みと 刺激にビクビクと身体を震わせながら 行為を受け入れていた。
・・・・
・・・・
保科
鳴海
隊長室にあるソファに座った鳴海が 膝の上に乗り寄りかかって眠っている保科を 見つめながら心の中で呟いた。
何故保科が眠っているのか? それは鳴海の激情を声と唇でぶつけられ、 それを受け続けた結果、彼に限界が来て気を失ってしまったのだ。
コンコン
鳴海
長谷川
鳴海
ガチャ
パタン
第一部隊・副隊長の長谷川が中に入って来る。 そして入って来て早々、鳴海の膝の上で眠る保科を見てギョッとした。
膝の上で眠っているのもそうだが、 保科の首筋に点々とあるキスマークも彼を ギョッとさせるには十分だった。
長谷川
鳴海
長谷川
長谷川
鳴海
鳴海
長谷川
鳴海
ガチャ
パタン
いろいろ言いたい事はあったろうに、 だが特に何も言わずに長谷川が 隊長室から出て行った。
また二人きりになった隊長室。 鳴海は未だ自身に寄りかかって眠っている 保科を宝物のようにギュッと抱きしめた。
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