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ケーキを揺らし、足取りが軽くなる。
今日は 世界的には何の変哲もない1日。
だけど、私にとっては、”私たち”にとっては特別な日。
空いている片方の手に握られているのは、母子手帳とエコー写真。
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期待と不安を胸とお腹に抱きながら、帰宅する足取りを早くした。
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暗いままのリビングを暖かい電気で照らす
ケーキやらなんやらをダイニングテーブルに置こうとした時 一虎からのメールが目に入った
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少しぬるくなったケーキに目をやる
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リビングに1人、涙を流しながら お腹を摩り話しかける。
一虎
一虎
千冬
千冬
一虎
千冬
場地
千冬
千冬
一虎
終始嫌な顔をしながら 指定された飲み屋に向かう。
一虎
モブ子
モブ
場地
千冬
一虎
一虎
モブ
一虎
モブ子
一虎
モブ子
モブ子が一虎の肩に触れようとした時
一虎
モブ子
モブ
場地
グラスとグラスがぶつかり合う音が店内に響いた
そして、それから数時間後
一虎
場地
千冬
一虎
千冬
一虎
モブ
モブ
モブ子
場地
場地
千冬
モブ
モブ
一虎
場地
一虎
不機嫌になりながらも、モブに連れてかれる。
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ワンホールあったケーキも半分に減っていた。
妊婦の食欲は恐ろしいな、と自分でも感じるレベルだ。
時計の針はもうすぐ0時を指す頃。
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お皿とフォークを食器洗い機の中に入れに行こうと立ち上がった時、玄関扉が開く音がした。
○○
スリッパをパタパタ鳴らしながら早足で玄関で向かう。
しかし、そこに居たのは一虎ともう1人…
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モブ
モブ
○○
モブ
モブ
一虎
○○
一虎
一虎
一虎
モブ
モブ
意味深な笑みを浮かべながら去っていった女。
さっき言いかけた言葉も何か気になる。
一虎の何…
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一虎
○○
○○
一虎
一虎
一虎
○○
一虎
私の手首を掴むこの手が
一虎の手が、とても汚れているように見えた。
その途端に、身体中が彼を拒む。
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一虎
○○
今まで心に貯めていた鬱憤が一気に噴火したきがした。
声を荒らげてしまったことへの後悔。
一虎の顔を見て あぁやってしまった、という後悔。
けど、どこかスッキリしている心。
色々な感情が混ざって呼吸が浅くなる。
一虎
一虎
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一虎
一虎
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一虎
○○
ドンと鈍い音が静かな部屋に響く。
○○
一虎
一虎
少し声を震わせながら近寄ってくる一虎が 何故か歪んでいて怖くなる。
○○
一虎
逃げる様に玄関扉に手をかけそのまま外に駆け出した。
裸足のまま どこかに向かってる訳でもなく ただただ走り続けた。
足の裏は血が滲んでいるだろう。
まだ、こんなに体力があったのか、と少し驚きつつその場に立ち止まる
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惨めで涙が零れてくる。
フラフラしながらたまたまあったベンチに深く腰を下ろす。
少しずつ痛覚が体を蝕んでいく。
そして、気が遠くなりいつの間にかベンチの上で気を失っていた。
︎︎
だれの声だろう。
︎︎
なんだかとても落ち着く声。
だけどどこか焦りが混じっている声。
そして聞きなれた声。
︎︎
…私の名前を呼んでいる?
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一虎
一虎
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一虎
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一虎
一虎
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一虎
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一虎
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一虎
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一虎
一虎
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一虎
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一虎
一虎
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一虎
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一虎
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一虎
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一虎
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次の日 すごい量のダンボールやら紙袋を持たされた千冬と泣きっ面の○○が一虎に連れられてお家に帰ってきたらしい𓂃 𓈒𓏸◌
子供も元気にスクスクお腹の中で育ってるとの事🫣💭
コメント
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初見で取り敢えずフォローしました!m(_ _)m まず話全部見ました!主様の夢小説がめちゃ好きになりました! 一生押させて頂きます!これからも頑張って下さいm(_ _)m めちゃくちゃ初見ですが、大好きです!
はんましてほしいです!
ココと真一郎とか見てみたいです!