メグミ
暗、
アオ
ほんとですね
メグミ
アオのせいだからね!?
メグミ
京都に出張と言ったらあそこしかないでしょ!
アオ
あそこじゃ分かりませんよ!
アオ
それに!先輩があんな分かりずらいメモを置いとくから俺が行けなかったんですよ!
アオ
俺、悪くないっ!!!!!
メグミ
何よー!!!!!私だって悪くないもん!
メグミ
私の方が先輩だってのに生意気な態度とるから!
アオ
あ、そういえば、ドラマの件どうなりました?
メグミ
ああ、それなら、
メグミ
ボスにみせてもらった。
※ (ボス=部長)
アオ
.........ボスって恋愛ドラマとか見るんですね.........
メグミ
.........?
メグミ
恋愛ドラマ?
メグミ
私そんなこと一言も言ってない
メグミ
そもそもなんで私が恋愛ドラマを見なきゃなんないわけ?
メグミ
私が見てたのは
メグミ
ホラー・ド・ラ・マ
アオ
.........
メグミ
あれ、アオ顔が真っ青
メグミ
もしかして無理なんだ?
アオ
そんなことないです.........!
アオ
よ、余裕ですよ!!!!!ソンナノ
メグミ
カタコト.........笑
メグミ
じゃあ、今から面白い話を──
アオ
早く言ってください!
メグミ
じゃあ.........
ある日、Aちゃんがいました。
Aちゃんは学校帰りに歩いていると
後ろから声をかけられました。
「こっちみてぇ.........」 と。
Aちゃんは怖くなって後ろを見ずに
かけだしました。
男性のような声でした。
Aちゃんの事を誘拐しようとしたのでしょうか。
必死に走っていたAちゃんの肩を
男がつかみました──
アオ
いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!
メグミ
.........なに
アオ
やめてくださいやめてください!
メグミ
その後が面白いんじゃん
メグミ
ていうか、これ怖くないし
アオ
そ.........そうですね!
アオ
じゃあ再開してください
Aちゃんはびっくりして振り返りました
するとそこに居たのは──
アオ
.........っグ
「.........もうっなんだよぉ」
そこにたっていたのはAちゃんの彼氏
B君でした。BくんはサプライズをしようとAちゃんが学校を出てくるのを見計らって追いかけてきたようです。
メグミ
ね?面白いでしょ?
アオ
ぜんっぜん。
アオ
てか先輩恋愛ドラマ見ないんじゃないんですか
メグミ
.........まぁ、あれ本当はホラーだったんだけど
アオ
んなっ!?
メグミ
アオが怖がると思ってアオが大好きな恋愛ドラマに変えてあげたの。
アオ
なんで俺が恋愛ドラマなんか
アオ
ならホラーの方がまし──
メグミ
じゃあ今度の休み一緒にボスの所にホラー映画見に行こう!
メグミ
ボスもそういうの大好きなんだって!
アオ
大好きととは言ってないし
メグミ
でも恋愛ドラマよりマシなんでしょ?
アオ
はいはい...
アオ
(絶対先輩俺で遊んでる.........)