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It's Definitely You

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It's Definitely You

11 - 11

♥

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2024年12月05日

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そして今日は ナムジュナがテヒョンアと遠征に行っている日で 案の定僕を起こしに来たのはジミンだった もう一人で出来ることは大体自分でこなして どうしてもひとりじゃ出来ないものは 手伝ってもらった 確かにやりやすいし 優秀だなって思うけど でもなんだろう 息がしずらいというか なんというか…

ホソク

いたっ

そんな変な状況で うっかり僕は 書類で手を切ってしまって かなり深く切ったのか 痛くて声が出てしまった

ジミン

どうかされましたかっ?

慌てて駆け寄ってきたジミン

ホソク

大丈夫、少し手を切っちゃっただけだから。

ジミン

見せていただけますか?

ホソク

え、ぁ、うん。

少し血の滲んだ人差し指を 目の前に来たジミンの前に出す ジミンは僕の手を掬うと 滑らせるように僕の手を撫でて 僕の傷を確認する

ホソク

触り方が少し、変な気がする…

ジミン

薬を持ち合わせていますので
ここで手当をしましょう。

ホソク

そ、そこまでしなくても大丈夫だよ。

ジミン

いえ、傷口から菌が入ったら大変ですし、
ナムジュン様も心配なされるのでは?

ホソク

ジミン

すぐ終わりますので、

ホソク

うん、ありがとう…

塗り薬を取り出したジミンは ねっとりした薬を僕の手にたっぷりかけて マッサージするように塗りたくる

ホソク

…っ

嫌だ、なんか、嫌だ もう早く終わって欲しい 何か鳥肌がたって ナムジュナが思い浮かぶ 変な音まで鳴り出して 耳と触感と視覚 様々な感覚から入っていたものによって 心臓が嫌な音を立てる 人差し指だけでなく 手全体をする必要はあるのかなんて 聞きたくても、声が震えそうで聞けなかった

ジミン

こんなものでしょう。

ジミン

明日には治っているはずです。

ホソク

ぁ、ありがとう。

何とか真顔でそう答える僕に ジミンは満遍の笑みで微笑んだ その日のその後は なんだか気分が悪くて ユンギヒョンを呼んで気分を紛らわせて 夜寝るまでそばにいたジミンを 今まで以上に警戒してしまっていた 布団に入っても眠くなくて 柔らかい椅子に移動して 背もたれに背をつけて上を見た ナムジュナ、まだかな 早く帰るって言ったのに 全然遅いじゃん もしかして、また危険な目にあってるのかな 嫌な考えがどんどん溢れそうになった時 隣の部屋の扉が開いた気がした

ホソク

ナムジュナっ?

慌てて部屋を出れば 甲冑を着たままのナムジュナがいた

ナムジュン

まだ起きてらしたんですか?

ホソク

うん…、なんで僕の部屋来ないの。

帰ってきたらいつも すぐ僕の部屋に来るはずなのに

ナムジュン

ジミナがもう眠りについたと言っていたので
お部屋に入るのはお邪魔かと思いまして。

ホソク

そ、そっか…

ナムジュン

何かありましたか?

ホソク

ちょっと、僕の部屋に来て欲しいんだ。

ナムジュン

分かりました。

ナムジュン

甲冑を脱いだらすぐ行きますから
座って待っていてください。

ホソク

うん…

ナムジュンside

思ったよりも遅くなってしまった どうせジミナがホソク様の近くに居るだろうから 気が気でなかったのに

テヒョン

ごめん、僕のせいで…

ナムジュン

いえ、奇襲は予想していたので
テヒョン様にお怪我がなくて良かったです。

テヒョン

またホソギヒョンに心配されちゃうね。

ナムジュン

これくらいは普段からしてるので大丈夫ですよ。

頬にかすり傷くらい 戦に行く分には何個もつけて帰ってくるのは日常茶飯事だ

テヒョン

あの人、心配性だから
ちゃんと大丈夫って伝えてあげて。

ナムジュン

もちろんです。

ナムジュン

テヒョン様もお疲れでしょう。

ナムジュン

今日はゆっくりお休み下さい。

テヒョン

うん、ナムジュニヒョンもね。

部屋までテヒョン様をお送りして 自分の部屋に戻る

ジミン

あ、ナムジュン様
お疲れ様です。

ナムジュン

ジミナ、お疲れ様。

ジミン

王子様はお休みになられましたので。

ナムジュン

分かった。

ジミナの鼻の下がのびてる 嫌な予感がした あいつ意外と顔に出るからわかりやすくて助かる ホソク様大丈夫だろうか

まぁでもホソク様は疲れているのだろうと 気の所為にして部屋に入ろうとすると 隣の部屋から飛び出してきたホソク様に 少しだけ驚いた それにあの元気のなさそうな感じ 何かあったな、と 甲冑を直ぐに脱いで 傷の手当もせずに隣の部屋に向かった

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