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あの日以来、エマが璃華をうちに連れて来たら 俺はそこに顔を出すようになった。
エマはリビングに璃華を連れてくるから 会いやすいのもあって そのままリビングに居座っている。
普段は帰ったらリビングにすら行かずに 部屋に直行する。
でも、せっかく会えるチャンスだし。 多分不自然だろうけど、気にせずに居座っている。
龍宮寺堅
場地圭介
佐野万次郎
佐野万次郎
龍宮寺堅
なんて話していると、三ツ谷が 見覚えのある女の子と手を繋いで走って来た。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
佐野エマ
佐野エマ
三ツ谷と璃華……?
なんか分かんねぇけどめっちゃモヤモヤする。
なんで三ツ谷と? しかも手まで繋いで仲良さげだった。
龍宮寺堅
三ツ谷隆
三ツ谷隆
三ツ谷隆
龍宮寺堅
三ツ谷隆
ケンチンは驚いてもいない。 三ツ谷と璃華が付き合ってること知ってたのか?
龍宮寺堅
龍宮寺堅
佐野万次郎
集会後、俺の中のモヤモヤはさらに膨らんでいた。
視線の先にはエマとケンチン、三ツ谷に璃華。
三ツ谷と璃華は距離が近く、 璃華はとても楽しそうに笑っている。 三ツ谷が璃華の肩に手を置いて何か話している。 ……あんな顔、東卍で見せる三ツ谷じゃねぇ。
気づけば俺は2人の間に割って入っていた。
佐野万次郎
三ツ谷隆
三ツ谷隆
三ツ谷はいつも通り、穏やかに笑う。 それが余計に、俺の中の何かに火をつけた。 隣にいる璃華は、俺と目が合うと少し驚いたように、でも丁寧にぺこりと頭を下げた。
……やっぱり、可愛い。 っつーか、なんで三ツ谷の隣にいるんだよ……
俺は璃華を視界に入れないようにして、 三ツ谷を真っ直ぐ見つめた。 声が少し低くなるのを自分でも感じた。
佐野万次郎
三ツ谷隆
三ツ谷は凄く驚いたような顔をした。 隣で璃華も「えっ?」と小さく声を上げて 驚いた表情をしている。
佐野万次郎
佐野万次郎
佐野万次郎
三ツ谷隆
龍宮寺堅
ケンチンは少し笑ってる。 エマは呆れてて、三ツ谷は一瞬だけ 呆れたような顔をしたが、すぐに鼻で笑って、 璃華の頭をポンポンと叩いた。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
佐野万次郎
三ツ谷隆
三ツ谷隆
佐野万次郎
空気が凍りついた。 ……妹。 ……三ツ谷の、妹。
佐野エマ
佐野万次郎
佐野エマ
エマに言われた瞬間、思い出した。 脳内で、エマが初対面の時に 言っていた言葉が爆速で再生される。 『三ツ谷の妹なんだよ』 ……言ってたわ。
佐野万次郎
佐野万次郎
佐野万次郎
俺は、一気に顔が熱くなるのを隠すために、 わざと俯いた。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
三ツ谷隆
三ツ谷璃華
三ツ谷璃華
三ツ谷璃華
佐野万次郎
俺は、璃華とまともに目を合わせられないまま、 逃げるようにその場を去った。
……死ぬ。マジで恥ずかしすぎて死ぬ。 ……でも、……そっか。 ……彼女じゃ、ねーんだ……。
暗闇に消えていく俺の口元が、 自分でも情けないくらい緩んでいることに、 三ツ谷だけは気づいていたかもしれない。