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俺は普通じゃない
普通にはなれない
小学生だったか、中学生だったか
幼いながらに理解したのを覚えている。
赤
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人の心があったものじゃない言葉に 辟易する。
手に持つ紙にはその政治家の息子とやらの 個人情報が丸裸に載っている。
.....可哀想など、 俺が言えた言葉じゃないか。
赤
赤
mb
赤
目の前に差し出される武器に 思わず息が漏れる
mb
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それはつまり、 対象を始末するということ。
赤
受け取る俺の手は まるで屍のように血みどろに見えた。
赤
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ニコニコと嬉しそうに話す姿は正に悪人。
傍から見れば俺もコイツと 同じなのだろうか
手に握った拳銃に力がこもる。
赤
俺も、この人も。
机に置かれた紙には
桃色に綺麗な青紫の瞳をした
爽やかな青年のカラー写真が 貼り付けられている。
履歴書のように、写真の下には 名前と生年月日、
これまでの学歴、職歴などが 記載されている。
普通の履歴書と違うのは
両親、祖父母にのみならず その人の外見的、行動的特徴や
交友関係に至るまでが 事細かに記されている事だろうか。
赤
ただ政治家の息子として生まれただけで、 殺されなくてはいけないとか。
赤
赤
_抱いてしまった”親近感”を押し殺し、
部屋を出た。
”親”と呼ぶには、
あまりに幼稚で不出来だった。
赤
赤
赤
赤
子供を作るには子供すぎたのだろう。
躾の仕方とか、礼儀とか、言葉遣いとか
全てが子供の模範になるには不出来な、 稚拙な、そんな母親だった。
_金が無いんじゃ生きていけない
知るにはまだ10年と早い齢で知り、
小さく未熟な体で夜を駆ける。
赤
みんなは今頃お母さんと布団に入って 寝てるのかな。
赤
奇しくもそんな願望がいつか 実ってくれると信じたまま、
俺の原動力となっていた。
残酷なものだ。
まだまだ小さな世界で生きている子供には
確証もない幸せな妄想が叶うと信じて なぜか疑えない。
赤
幸せなやつは幸せのまま
不幸なやつは不幸のまま死んでいく。
死ぬ時は笑顔でなんて、 俺には無理な話だろう。
きっと、胸に弾を捩じ込まれて死ぬのが 俺の生涯の尽きるころ。
赤
それが、この世の摂理だろう。
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