中学生の頃までは
普通に暮らせてたと思う
母親
母親
琉心
琉心
琉心
母親
琉心
康介
康介
琉心
シュッ
琉心
康介
ピーッ!
初めは 同じバスケ部の原田 康介がきっかけだった
康介
琉心
康介
琉心
グイッ
琉心
康介
康介
琉心
気付けば部活仲間から 想い人に変わっていて
中学を卒業するって時
そいつと離れるのが悲しくて ヤケクソで告白した
琉心
琉心
康介
康介
康介
康介
まさか両想いになれるなんて思っていなかったから
それからの日々は楽しくて仕方なくて
琉心
康介
康介
高校二年生まで お互い幸せだったと思う ちゃんとした付き合いが出来たのは康介だけだった
なんでだか 両親には受け入れてもらえるだろうと思っていて そろそろ同棲したいだなんて話も出ていた けど
そんな簡単なわけはなくて
父親
父親
琉心
琉心
琉心
バシンッ!
琉心
琉心
父親
父親
母親
母親
母親
琉心
何度も
何度も何度も
説得したけどその度殴られて 今度は康介の所にも行くつもりだって 迷惑はかけたくなくて
琉心
琉心
琉心
康介
康介
康介
琉心
琉心
康介
康介
琉心
琉心
自分の気持ちに嘘をついて 両親の言うことに従った
ドサッ
琉心
父親
父親
些細な出来事だと思ってたのに
両親はそれから俺を生ゴミ同然のように見ていた
殴られ蹴られ軽蔑されて
自分を隠しては苦しんだ
琉心
ズキッ
琉心
そんな時
先生
琉心
先生
琉心
両親が事故に遭った 車が崖から落ちて即死だったらしい
悲しむべきだったのに
解放されたなんて思ってしまった
そんな自分が大嫌いで
ベッドに沈み泣いていた
モブ
琉心
そんなことがあっても 恋はしたかった
でも無意識に本気にならないようにしてた 他の誰かに軽蔑される事が怖かったから
もう二度と真面目な恋愛はしない
なんて…今の今まで考えていた
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