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あさねる
あさねる
あさねる
黄
とある日の昼下がり。
同棲中の僕達は、久しぶりの休日を、思い思いに過ごしていた。
青
なんとなく、スマホをいじりながら、 ソファから身を起こす。
黄くんが、満面の笑みで僕の側に立っていた。
黄
━━なんだろう。すごい楽しそう。 何かいい事でもあったのかな。
青
スマホの電源を落とし、黄くんの顔に視線を向ける。
黄
黄
えっ……
一瞬、何を言われたのか分からなかった。
ナンデバレテルノ?????
青
自分でも不自然だって思うほど、 上ずった声がでる。
気がつくと、黄くんのにっこり笑顔は綺麗に消し去られていて、 代わりに、 とってもダークな笑みが浮かんでいた。
━━うわー、、、、、
やからしたぁ、、、、
そう思ったが、 時すでにおすし。(!?)
いつの間にか、黄くんの手には、包丁が握られている。
黄
今度は、全然可愛くない、ドスの効いた声。
青
黄
青
青
包丁を振り上げた黄くん。
僕は思わず、ガードの姿勢をとる。
青
黄
黄くんに見下ろされると、迫力がありすぎて、思わずひるむ。
青
黄
黄
腕に激痛が走る。
青
冷や汗が吹き出すのを感じながら、視線を腕に落とすと。
赤い傷口が、ぱっくり開いていた。
青
半分悲鳴になっている自身の声に ビビりながら、震える手でその辺にあったスタンガンをつかむ。(……なぜその辺!?)
青
黄
青
青
室内に、僕の悲鳴が響き渡る。
バチッ……
黄
青
薄目を開けると、僕が適当に振り回していたスタンガンが、黄くんの手首に命中していた。
青
青
こうして、プリン戦争(茶番) は終わった。
あさねる