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主
主
主
主
主
主
主
主
いつも通りの朝になるはずだった
shio
shio
aki
shio
shio
aki
shio
aki
shio
aki
shio
aki
aki
aki
shio
aki
shio
こいつは幼馴染のあっきぃ、 子供の頃から喧嘩してばっかしてきた相手がよりによって「専属メイド」として送り込まれた
俺の親によって
冗談きつすぎる
aki
shio
あいつが躊躇いもなくベットに近づいて布団を剥がそうとする
やめろっ!
shio
aki
aki
shio
aki
aki
差し出された手は、昔から変わらない手をしてた
あの時
俺が泣いていた夕暮れの時も
この手は同じ角度で伸ばされて___
いやいや、何考えてんだ俺
こんなん俺にはもういらない
shio
shio
aki
aki
aki
aki
shio
軽々と肩に担がれ、情けない声を漏らしてしまう
shio
aki
shio
aki
aki
aki
shio
____こうして俺の平穏だったはずの学校生活は終わりを告げた
aki
shio
朝食を終えた後
俺は部屋に戻った
さっさと授業の準備しよ〜っと
シャツ、シャツっと、
aki
shio
俺の手から落ちかけたシャツが空中で止まる
あいつが片手で掴んでいた
aki
aki
shio
shio
shio
怒鳴ろうとした時自然に声が細くなる
あいつが俺の近くにきて無言でシャツの肩を整えてきた
shio
aki
shio
てか、、距離近くね?
互いの息が触れるほどの距離
あいつの指先が俺の首をかすり、思わず肩が震えた
shio
aki
shio
腕を掴もうとした俺より早く
あいつが俺の手首を包んだ
その手は暖かくて、俺の鼓動だけやけに早くなる
shio
aki
shio
aki
aki
俺の手を掴みながら静かに言う
aki
aki
aki
shio
喉が勝手に詰まる
あいつの目は昔と同じ色で
だけどもう子供じゃない
そこの方に俺の知らない熱がある
shio
aki
aki
shio
aki
aki
あいつの指が俺の手首から滑って掌に移動し、
指先を絡めるように触れる
全身にぞくりと震えが走る
shio
shio
ようやく絞り出した声は情けないほど低かった
あっきぃは一度だけ瞬きをして俺の手をそっと離す
aki
shio
aki
aki
shio
あいつまだかな〜
暇だし廊下行くか〜
放課後
珍しく誰もいない廊下を歩いていると誰かに腕を掴まれた
shio
気づけば備品室に引き摺り込まれ
背中が壁に当たる
暗い中あいつがおれの両肩を押さえ込んでいた
顔が近い
こんな距離今までなかった
aki
shio
あいつの視線がネクタイのところに落ちる
そこにはさっき女子がふざけて結び直してくれた小さな結び目
aki
shio
aki
aki
普段の声ではなく
何かを押し殺したような熱が帯びている
shio
aki
shio
aki
あいつの指が俺のネクタイの結び目に触れた
軽く引かれるだけで、喉元の皮膚がぴくりと跳ねる
aki
shio
aki
aki
「まだ」 その一言で心臓が喉にせり上がってくる
あいつの指は結び目すれすれをなぞるだけで肌には触れない
なのに、触られた時よりも熱い
aki
shio
aki
あいつは片手で俺のネクタイをほどき、ゆっくりと結び直しはじめる。 その手つきが妙に慎重で、じれったいほど近い。
shio
aki
shio
あいつは結び目を整え終えると、俺の喉元から指を離さず、そのままゆっくり上へと滑らせる。 肌に触れてはいない。けれど、触れているのと変わらないくらい近い。
aki
shio
aki
吐息が耳にかかる
aki
aki
距離がほとんどゼロになる
shio
aki
shio
言えない この距離で「嫌だ」なんて
あっきぃはその沈黙を確認してから小さく笑う気配を見させた
aki
ほんの数ミリだけ距離を離した
触れなかった
触れなかったことが逆に苦しい
aki
aki
去っていくあいつの指先が触れてもいないのに喉元に残っていた
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主