陽菜
三途春千夜
三途春千夜
三途春千夜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
三途春千夜
陽菜
…これは本格的にどうしよう
陽菜
三途春千夜
陽菜
三途春千夜
薬のせいか情緒不安定で フワフワしている三途に ペースを乱される
陽菜
三途春千夜
陽菜
先程までニコニコしていた三途が 突然嘔吐(えず)き始めた
三途春千夜
陽菜
陽菜
陽菜
三途を半分引きずりながら ドタバタとトイレに駆け込む
陽菜
三途春千夜
遠い目をしながら 便器に上司の顔を突っ込む
陽菜
三途春千夜
時たま、ハイに戻って 顔を上げようとしてくるため
撫でる動作でしれっと押さえつける
陽菜
…正直私も何がエラいのかは 分からない
三途春千夜
──きっと今なら確実に殺せる
だけどそれでは梵天を潰すと言う 野望は叶えられない
…それに今恩を売っておけば 私も動きやすくなるだろうし、
──?どうして私は言い訳なんて しているのだろう
陽菜
思考がぐるぐるかき混ぜられて 混乱していく
陽菜
三途春千夜
三途春千夜
陽菜
…上司が吐き終わったと思いきや 泣き出し始めた
陽菜
陽菜
とりあえず吐瀉物まみれになった口元をウェットティッシュで拭ってやる
三途春千夜
陽菜
そんな考えを頭を振って消し去る
三途春千夜
陽菜
下の兄弟の世話?
陽菜
どちらかと言えば ヒナを育てる親鳥の気分だ
三途春千夜
薬が抜けきっていないせいで 頭がフワフワする
三途春千夜
三途春千夜
周囲を警戒し ホルスターの拳銃に手を伸ばす、
三途春千夜
三途春千夜
三途春千夜
寝かされていたベッドの サイドテーブルに
いつの間にか脱がされていた ジャケットとネクタイ、自身の拳銃が置いてあった
三途春千夜
拳銃から弾が抜かれていないことを 確認し再度周囲を観察する
──女の部屋のような内装
心当たりがあまりにもなく困惑する
陽菜
三途春千夜
三途春千夜
陽菜
三途春千夜
三途春千夜
三途春千夜
動揺しているのを悟られないように 無表情を装う
三途春千夜
陽菜
陽菜
三途春千夜
さすがにこれは 平常心を保てないだろう!
三途春千夜
三途春千夜
三途春千夜
陽菜
陽菜
三途春千夜
三途春千夜
陽菜
三途春千夜
陽菜
吐いて介抱させたことへの謝罪、 寝やすいようにネクタイとジャケットを脱がせ、ベッドに寝かせてくれた 事への感謝、
伝えなくてはならないことが沢山あるのに、言葉にできない
三途春千夜
陽菜
陽菜
三途春千夜
陽菜
三途春千夜
陽菜
三途春千夜
陽菜
そういえば観念したのか陽菜は モソモソとベッドに潜り込んでくる
三途春千夜
陽菜が静かになったのを確認し 目を閉じた
断片的な記憶を思い出せば 陽菜に介抱されていたことや、
頭を優しく撫でる感触が 蘇(よみがえ)る
三途春千夜
自分で言っておいてなんだが、 この状況で、隣に陽菜が居て 眠ることは出来ないのでは… という事に気付いた
陽菜
三途春千夜
三途春千夜
再度頭を撫でられる感触を思い出す
三途春千夜
──俺の人生であんなにも 優しく撫でられたことが あっただろうか
こんなにも心が穏やかになることは あっただろうか
自分の考えを頭を振って振り払う
目を閉じて深呼吸をすると、 ベッドに染み付いた陽菜の香り。
三途春千夜
三途春千夜
…三途春千夜の徹夜コースが 確定した瞬間だった
灰谷竜胆
灰谷蘭
モブ
灰谷竜胆
灰谷蘭
コメント
3件
続き待ってますm(*_ _)m
か〜ッ……ただの壁さんいい物を作るなあ〜……これからもよろしくお願いしますm(_ _)m