…とある日
人間界には、突然の豪雨が降り注いだ。
雨の滝は、作物、建物、人。 全てを攫い流れていった。
そんな中、傘も持たず生身で路地裏へと走っていく少女が1人…
タッタッタッ…
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
やば…っ、何でこんな雨降ってんのさ…??(路地裏へと駆け込み)
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
…(路地裏から外を見つめ)
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
うわぁ…こりゃやばい。色々流されてんじゃん…
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
この有様じゃ、家に帰るのは無理かな…まぁ、あんまり家好きじゃないから構わないけど
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
あ、でも家族困るか。早く雨止まないかな…
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
…とりあえず今日は外で外食でもして腹を満たし、野宿する
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
野宿とかやった事無っ…大丈夫かな私、明日生きてる?
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
…(奥に進んでいく)
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
…?何だ、あれ
(道の真ん中に、影を彷彿とさせるような黒いモヤが佇んでいる)
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
霧…?違う、霧は黒くないよね
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
虫が群がってんのかな…?(近づき、黒いモヤに触れようとする)
ピリッ… (咲が触れた瞬間、激しい雷を発生させ)
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
ッ…、痛った…本当に何これ…?
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
…あれ?この黒いのから手が抜けない…、何で…?
シュゥゥゥゥゥッ… (黒いモヤが大きくなり、咲の体を蝕んでいく)
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
?!ちょちょっ、何これ!やだっ、気持ち悪い…っ!
五峠 咲(ゴトウゲ サク)
…って、あれ…何か急に、目眩、が…(力なくその場に倒れた)
ヒュンッ… (黒いモヤが、咲と共に姿を消す)