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ぬし
ぬし
ぬし
凛と解散した後。俺は強い胸の高鳴りを感じていた。
潔
潔
俺は、凛が好きだ。サッカーに一途な、あの破壊獣が。
あいつと恋人になれたら、どれだけ嬉しくなるだろうか。
潔
潔
潔
ドサ、と体をベッドへと沈めていく。
今日あったこと、嬉しかったことを、頭の中で思い出す。
この胸の高鳴りを、あいつに伝えたい。凛は、俺の中のライバル。でも、大切な存在でもある。
スマホを手に取り、メッセージを送ろうと、指をはしらせる。
「今日はありがとな、凛」 「また遊ぼうぜ!」
返信が来るとは思っていない。どうせまた既読無視だろうな。そう思っていた。
潔
この気持ちを落ち着かせるために、風呂に入ろう。
お風呂上がり。既読はついているのか。と、スマホを手に取って凛とのトーク画面を開く。
しかし、既読すらついていなかった。その時の俺は、ただ遅い帰宅だったから、疲れて眠っているんだろう。そう思っていた。
数日経っても、何ヶ月経っても、既読はつかない。
おかしい。あいつは絶対に既読はつけるやつだ。なのになんで付かない…?
潔
このモヤモヤは消えない。本人の家に直接行こうと、俺の足は動き出した。
埼玉から鎌倉は、中々に遠かった。しかし、凛に会って、このモヤモヤを消すためには、それくらいどうって事はなかった。
すっかり遅くなってしまった。しかし、凛の家は、目の前だ。
コンコン
ドアをノックして、足音がするか、物音などは聞こえるか。そう耳を傾ける。
足音は、着実に玄関へと来ていた。正直、胸は高鳴りを増していくばかりだった。
ガチャリ
潔
俺は、言葉を失った。なんであいつの家から、糸師冴が出てくるんだ…?
糸師冴はスペインにいるはず、なんで、どうして。いや、冷静になれ、俺。兄弟なんだから泊まっていることには違和感は無いはず。
冴
潔
なんだろう、この感じ。どこか甘ったるく、不思議と嫌悪感が漂う感じ。
俺は、糸師冴の体を目で調べた。
潔
首元には、隠しきれていない噛み跡とキスマーク。
一瞬で凛が思い浮かんだ。あいつが付けたんじゃないかって。
潔
気になって仕方なかった。あいつじゃない、他のやつの名前を出して欲しい。そう信じて冴の口が開くのを待つ。
冴
冴
出られない状況に、俺の勘は鋭く働いた。
冴を通り過ぎて、家の中へと入っていく。
目の当たりにした光景は、悲惨で、心を深く抉られるような、そんな感覚へ陥るものだった。
目隠しをされて、猿轡を付けられて、拘束され、玩具というもので快感に善がり狂っている、俺の好きな人。
潔
絶望、そして隠されていた、興奮。好きな人の快感に溺れている姿を見て、興奮せざるを得ないこの状況。
冴
凛は俺の声を聞いてか、より一層快楽へ溺れていった。見られることへの羞恥、計り知れない快感。
潔
怖かった。こんな凛を見るのは、初めてで。俺以外のやつに穢されている凛が、醜くて。
冴
ふるふる、と首を横に振る凛。
冴
冴はポケットにしまっていたローターのスイッチを押した。その瞬間、凛はガクガクと腰を震わせながら、絶頂へ達した。
その姿は言い表せないほど卑猥で、所有欲を増した。
潔
俺の体は正直だった。テントが張った股間、小さなシミ。
こんな状況、興奮しない方が無理だろ。あいつに飛び乗って、馬鹿みたいに犯してやりたい。
目の前の " 雌 " に、飛び乗りたい。 俺のこの興奮を、あいつにぶつけたい。
しかし、それも束の間。冴は俺の手を掴んで、寝室から追い出される。
静かな空間の中で、小さく聞こえる凛の喘ぎ声。そして俺の心臓の鼓動。
冴
冴
潔
寝室にまた入って、あいつを犯したい。それしか頭になかった。
冴
…は?いやいや、こんなんで帰れとか、無理に決まってんだろ。
潔
俺が言葉を発し終わる前に、冴は被せて言ってきた。
冴
潔
冴
いや、意味わかんねぇよ…。
兄弟?恋人?セフレ?頭の中では、そんな言葉がうじゃうじゃと思い浮かんだ。
…もしかして、それ以上の、もっと深くて、穢れていて、狂気じみた関係…?言葉で留まらないって言うなら、そういうことなんじゃねぇか、?
潔
冷静に話をしたかった。しかし、冴は俺をどんどん玄関へと追い出していく。
潔
冴
冴
冴
" コイビト " という関係と知ると、俺は絶望と失望に叩き込まれた。
潔
冴
冴
潔
俺の要望は呆気なく冴に壊されてしまった。
冴
冴
そういって、冴は扉を閉めた。
完敗。そう言われても頷けるほど、俺に勝ち目はなかった。
潔
悔しさの裏には、興奮があった。あんな色気を放つ凛を、忘れられるはずがない。
俺の下半身も、あの凛に魅了されてしまっていた。絶望の間に見える興奮。自分自身でもこんな状況に興奮するのが悔しかった。
なぁ、凛。
お前、それでほんとに
幸せなのかよ?
ぬし
ぬし
ぬし
コメント
1件
いさぎぃぃぃいい!!!あぁぁぁぁあああ!!!!!(すんませんでした。