銀ちゃん
あれから1週間
連絡来ねぇな
連絡来ねぇな
新八
そうですね。
神楽
鈴ちゃん無事
か心配アル‥‥
か心配アル‥‥
トゥルルルルルル
銀ちゃん
!
新八
はい、万事屋です。
鈴
【あ、新八さんですか?】
新八
! 鈴ちゃん!!
新八
で、どうかな?
鈴
【………。】
新八
鈴ちゃん?
鈴
【…話します。】
新八
! 本当に!?
鈴
【はい。】
鈴
【なので悪いのですが真選組の所へ来ていただけませんか??(汗)】
鈴
【あっ!お気に触るのなら此方から………】
新八
あっ!良いよ。
新八
此方から行くから。
鈴
【あ、ありがとうございます。】
鈴
【それではまた……】
新八
うん!バイバイ。
鈴
【はい。】
カチャッッ
神楽
どうだったアルか?
新八
OKだって。
新八
話すから真選組へ
来て欲しいって。
来て欲しいって。
銀ちゃん
すぐ準備すんぞ。
神楽
あーい。
鈴
電話してきました。
近藤
本当に大丈夫か?
土方
無理する必要
はないんだぞ?
はないんだぞ?
沖田
そうですぜぃ?
鈴
いえ、大丈夫です。
銀ちゃん
………それじゃあ
早速教えてくれ
早速教えてくれ
鈴
………。
私の家は天人の戦士に 成ると言う契約をした 『我妻家』
そうして私の親は夜兎と天人
父が天人 母が夜兎だった。
父は
母は
私は親が嫌いだった。
母
何で貴女はそんなに弱いの?
父
お母さんが夜兎なのに何でそんなに弱い?
鈴
ご、ごめんなさ……
父
お前は弱いから
男らしく生きろ
男らしく生きろ
父
髪は出来る限り切れ。
父
伸ばすなら上に縛れ。
私は産まれただけ、
それなのに物心 ついた時から…
父
今日から訓練だ。
鈴
鈴お絵描きしたい…
父
そんな子供みたいなことをしている暇はない、遊んでないで訓練だ。
鈴
ッ
学校も……
鈴
ジー
(窓の外を見る)
(窓の外を見る)
鈴
ねぇママ、何で鈴は
学校に行かないの?
学校に行かないの?
母
アンタまた外を
見たのね!?
見たのね!?
母
あんなガキ共
みたいな子に
成っちゃ駄目
なの!
みたいな子に
成っちゃ駄目
なの!
鈴
………。
それから私の家は…
窓には外から板が 打ち付けられてて… 訓練は厳しくなっていった
鈴
ヴェッゲホゲホゲホゲホッッ(泣)
父
こんなのでへばるなら今日から飯は抜きだ。
母
そんなんじゃ生ぬるいわ、折檻するべきよ。
鈴
マ、ママ……
鈴
狭いよ…出してよ…(泣)
母
訓練以外は出すわけには行かないの。
鈴
まっ待ってぇ(泣)
鈴
ママぁ(泣)
鈴
パパ、お腹空いたよ…
父
あんな訓練をしておいて飯を貰えると思ってるのか??
父
あ?((圧
鈴
ビクッ
鈴
ご、ごめんなさい。
父
チッ!
父
飯が食いてぇなら
次俺から1本取れ
出来損ない。
次俺から1本取れ
出来損ない。
鈴
………。
ザリザリ
鈴
モグモグ
鈴
ヴッ!
鈴
ぉえぇ!!!!!!!
3日も食べさせて貰えない 時は畳を食べて喉をよく 詰まらせていた。
鈴
ヒック……グズッ(泣)
鈴
もうやだよぉッ(泣)
そうして私はこの日、
自分の傘と刀だけを 持って家を出た