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主の実話を 朱サンに変え、物語にしました。 基本、朱サンのみ登場となります。 本当に何でも良い方向けです。
親戚の叔父が亡くなったらしい。 今日はその葬式だ。 親や他の親戚が手を合わせ、 叔父の方に顔を俯くようにろうそくに火を灯す。
朱
朱
俺はこの時間が大嫌いだった。
朱
その場から走り去りたかった。 気味が悪い、気持ちが悪い、 の二つの感情で頭がいっぱいだった。
従兄弟が結婚し、子供が産まれたらしい。 そのために、俺の家まで顔合わしに来た。 親はその赤子に対して、
親
と口を揃えてばかりだ。
朱
と、口を挟みたくなったが、 言えなかった。 言える立場じゃなかった。 葬式の時と同じぐらい、 “吐き気”が覚えたように感じた。 俺はその赤子に対して、 苦笑いをするように睨むだけだった。
ぉぎゃぁっ! おぎゃぁっ!
朱
俺は赤子の泣き声がした途端、 鼓膜を破るように耳を塞いだ。 早く泣き止ませろ、ではなく 早く消えてくれ、の感情の方が 明らかに高かった。 可愛げもない、響き渡る声に聞こえた。 耳障りが止まらなかった。 腹痛だってした。 今すぐ吐きそうだった。 頭の中が掻き回されるみたいに 痛かった。
朱
なんて独り言を呟きながら 必死に痛みに耐えるしかなかった。
その後、赤子も連れ 親戚と一緒に居酒屋に行った。 話し相手もいなく、 ただ座って料理を待っているだけだった。
親
と親が突然言ってきた。 周りの親戚はノリに乗るように その意見に賛成し、 お祝いの歌を歌うことになった。
親
朱
その光景にまた 吐き気を覚えた。 自分でも驚きを隠せない。 胸が縮こまるような痛み、 不安や恐怖を感じる頭の中。 今すぐに倒れそうだった。
どうだったでしょうか? 不安や悩み、恐怖など 色々な所で起こりますよね。 これはあくまで “自分”の出来事です。 皆さん、無理しないでくださいね。