○○
あんたなんて嫌い!!!!

○○
っ、え…?

死んだと思った次の瞬間、私は知らない場所にたっていた。
○○
(え〜……なにここ……、それに…)

私の目の前には、カッターを
もって泣きそうになっている
女の子が一人
○○
(痛っ、……傷?)

○○
(あーはいはい、なるほどね)

夢小説を死ぬほど見ていた私なら分かる……、これ、この子に
カッターキャーしたんだわ
美月
な、んで……そんなことを……?

○○
(え〜、そう聞かれましても……、前の方に聞いて頂きたいというか、今は別人というか…。)

最初に私が発していた言葉で
これは確定だと
私の脳が言っている
○○
(ていうかここの世界線はどこだ?最近アニメとかゲームとかしまくってて訳わかんねぇぞ?)

特待生
だ、誰の声!?

○○
(あ〜〜東ディバだ〜〜!特待生ちゃんだ〜〜〜〜)

ルカ
特待生?そっちから声がしたのか?

魁斗
ちょ、特待生ちゃんもルカも待って!!!!

魁斗
っ……て……

魁斗
み、美月ちゃん!?……と、○○……ちゃん……?

特待生
なに……してるんですか……?

ルカ
……!君、怪我をしていじゃないか。
早く手当をしなければ……

○○
え、ぁ……

○○
……

○○
(まずい…、せっかく転生したのにこのままじゃ幸せになれない!!)

ルカ
……、美月、君が彼女に怪我をさせたのか?

○○
(まって!!ルカ!!やめてくれ!!!)

○○
(私だけBADENDになる
!!それだけは嫌だ!!)

必死に頭の中で抵抗する。
その場で言う覚悟はもちろん無い。
美月
……ルカは、そう思う…?

○○
(何故紛らわしくする美月ちゃん!!!)

特待生
み、美月ちゃん……

魁斗
ルカ!美月ちゃんがそんなことするわけねぇだろ!

ルカ
では、誰がやったと言うんだ?

魁斗
そっ……れは……

ルカ
……、

魁斗
…じゃあ、ルカは美月ちゃんを信じないってこと!?

○○
……

特待生
か、魁斗くん…、ルカくん……

魁斗
美月ちゃん、特待生ちゃん、行こ。

ルカ
……魁斗…

○○
…………

○○
(わ〜〜!!!
ごめんなさい!悪いのは前の私なんです!!!!)

○○
(耐えられない…、耐えられないよこんなの!!!!)

ルカ
君、大丈夫か?

○○
あ、は、はい……

ルカ
ひとまず、手当てをしよう。その後、少し聞きたいことがあるんだ。

○○
わ、分かりました。

○○
(私……、2回目の人生は既にお先真っ暗…?)
