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紫蘭
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紫蘭
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ゆあんの眉がぴくりと動いた。保留。OKでもない、NOでもない。一番厄介な返答。
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ゆっくりと背持たれに体重を掛けた。天井を仰ぐように首を反らして、それからまたえとに視線を戻す。
その間に表情が切り替わっていた。余裕のある、いつもの顔。
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ゆあんの声は平坦だった。それも平坦すぎた。胸ポケットに戻されたえとのペンが、心臓の鼓動に合わせて微かに揺れているのは──気のせいか。
すっと目を細める。眠たげな瞳の中に探るような色。
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指先がまたえとの机を叩き始める。こつ、こつと。
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甘い声。甘いのにどこが芯が通ってる声。
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ゆあんはじっとえとの瞳を見ていた。三秒、五秒。
それから、ふっと力の抜けた笑みを浮かべた。
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立ち上がる。えとの椅子の背もたれに両手を置いて、後ろから被さるような体制。
顔が真上にある。逆さまの視界に、ゆあんの長いまつ毛が映る距離。
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周囲の女子たちが息を呑んだのがわかった。月宮柚杏がこんな距離で誰かにいるのは日常のはずだった。
けれど、今日のゆあんはどこか違う。纏う空気が、甘いのに絶妙だった。
逆さまのまま、えとの顔を覗き込む。カーディガンの襟元から、首の骨がちらりと見えた。
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声は優しい。お願いの形をしている。けれど目が、笑っていなかった。
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コメント
9件
う ー ‼️ や ば い め っ ち ゃ 好 き ‼️‼️ 毎 回 切 る と こ 上 手 す ぎ て 続 き が 楽 し み 🤟🏻🎶 独 占 欲 強 め な 🐔 裙 か わ い い 😭😭 距 離 近 め な 🐔 🍫 絶 対 か わ い い ‼️‼️ 🐔 裙 や っ ぱ り 嫉 妬 し て た の か な ⁉️ 理 由 気 に な り す ぎ る 🥹🥹
うわ、またじれったい展開になっちゃったな~!ゆあんの「じゃぱぱの恋愛相談やめてくんない?」の言い方、甘いのに圧がすごくて背筋冷えたわ。あの逆さまの距離感って、逃げ場なくしてる感じがしてめちゃくちゃ効いてる。えとの方も「なんで?」って返すところがまた余裕あっておもしろい。この二人の駆け引き、ガチでニヤニヤが止まらんかった🔥