竜胆
よ~♪
竜胆
鈴ッ君ッ♪
鈴
誰…?
もう誰も信じたくない
誰も…
誰も…
だって信じたらまた
裏切られる
だって
〜過去〜
俺はまだ傷が無い頃
俺は一人で公園のベンチに座ってた
鈴
(良いな~、皆…)
その時だ
仁
ねぇ!!
鈴
何…?
俺がベンチに座って居たら彼が話掛けてくれた
仁
一緒に遊ぼう!!
鈴
……!
俺は貧乏なうえに虐められてたから誰にも話掛けて貰えなかった
だけど彼はそんな俺に話掛けてくれ、しかも初めて遊びにも誘ってくれた
鈴
う、うん!!
余りにも嬉しくて考えもせず遊びを引き受けた
でもそれが間違えだった
〜次の日〜
鈴
仁君また遊ぼ…
いじめっ子
おらぁ!!
仁
痛いよぉ!!(泣)
次の日公園に行ったら
小学生の俺を虐めてた中学生のいじめっ子が唯一優しかった彼を虐めていた
鈴
お、おい!辞めろ!!
いじめっ子
あ"?
俺は彼を助けたくて必死に戦った
俺は勉強は駄目でも喧嘩、運動は好きだった
だから、喧嘩には勝った
だが
鈴
大丈夫…?
鈴
(手を差し伸べる)
仁
パシッ(鈴の差し出す手を払う)
鈴
……!!
仁
鈴君のせいで虐められたんだ!!
鈴
え……
仁
もう鈴君何て!!友達じゃ無い!!(泣)
鈴
……!!
かなりショックだったのか俺の心には深い傷が出来た
鈴
分かった…
鈴
ごめん…
仁
ママー(泣)
やっぱりそうだ
俺の事を好きな奴何てこの世界に一人も居ない
辞めろ
俺に優しくするな…
また信じたくなるだろ
鈴
はぁ…はぁ…
竜胆
……!?
竜胆
どうした!?
医者
……!?
医者
鈴君は虐待されていたので多分…
医者
何を信じれば良いか分からなくなってます
蘭
……(トコトコ)
竜胆
兄貴…!?
鈴
……はぁ…
蘭
(抱きつく)
鈴
……!?
蘭
俺らは信じて大丈夫だ
蘭
俺らはお前を…
絶対に裏切ら無い
鈴
……!ポロポロ
鈴
本当……?ポロポロ
蘭
本当だ
なぜかその言葉は
信じていい気がした







