TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

翌日。芥川は本気でクマを作ってやってきた。

中也

寝て…ねぇのか?

芥川

此のぐらい朝飯前です。

中也

そうか。家帰ったら寝ろよ

芥川

否。まだ書類が残ってるので後で戻ります

太宰

おお。お仕事熱心だねぇ。

中也

芥川は、手前がいねえから本来手前がやるはずの仕事を受取ってるんだ。

中也

礼ぐら云え。

いつにもまして図々しい。

太宰

ありがとう。芥川くん。

芥川

太宰の、頼みなら飛行船からでも飛び降ります

中也

そこまでしろとは…云ってねぇ。

芥川

やつがれ名前考えて来ました。

太宰

ほんと?

芥川

勿論。

太宰

どういう感じ??私滅茶苦茶気になる!

芥川は、ファイルを取り出しそこから一枚の紙を丁寧に引き出した。まぁまぁ絵になるなと思った。

太宰

おぉ。春に産まれた子にぴったりな名前だねぇ

和紙には 『桜弥』 と書かれていた。

太宰

なんて読むんだい?

芥川

おうやです。

芥川

お二人のような方になってほしいと思い

芥川

太宰さんののおさむから一文字

芥川

中原さんのちゅうやから二文字頂きました

中也

天才だな。

太宰

ありがとう。芥川くん。

お礼をいいのはいいがもう少しバリエーションはねぇのかと思った。

太宰

中原桜弥。うん。

太宰

いい響だ。

中也

中原?何で俺の苗字なんだ?

太宰

私は太宰を捨てる。

中也

まじか?

私は明日から中原治になる!…といったが勿論同性婚はまだ認められていないので苗字が変わることはない。

と教えたら。見事に落ち込んだ。だから代わりに有るものを渡した。

太宰

中也…これなに?

中也

見て分かんねぇか?

銀色の輪の真ん中にキラリと光る青いちいさな宝石

中也

ペアリング

太宰

ほんと??

中也

中原は上げらんねぇけど此れならいいぞ

太宰

いつ採寸したの??

中也

半年前

太宰

そんなに前から?!

すると太宰の目が宝石のように燦めいた。すぐに消えてしまいそうなほどに強く。

太宰

私。大事にするね!!

中也

おう。

芥川

やつがれの前で惚気けるのは…

おっと。耐性のない二十歳まで照れてしまった。まだ仕事が残ってる様なので早めに帰らせてやった。

太宰

中也、私あと一週間ぐらいで戻れるよ

中也

そうか。片付けて待ってる。

太宰

うん。

3ヶ月後。

ボスの言う通り仕事が莫迦みたいに増えた。お陰様で徹夜は当たり前もう2ヶ月も家に帰れていない。育児は太宰に任せっきり

心底申し訳ない。

中也

取引場所…

中也

ここか。

雑用から、組織壊滅の任務。端から端まで熟してやったが減らずに増える一方。一個解消するたびに一つ増える。

マフィアの人手不足は益々深刻に。幹部の太宰も育休のようなものだし。黒服の部下はどんどん減るし。

どんでん返しだ。

中也

太宰。大丈夫かな。

引き取るものも引き取って後はマフィアの方に帰るだけのときにポケットの携帯が鳴った。

森さん

あ。もしもし?中也くん?

中也

はい。どうしました?ボス。

中也

荷物は此方にあります。

森さん

そうそう。その荷物置いたら明日明後日は休みでいいよ。

中也

えっ。いや任務まだ全部終わってません

森さん

育児。太宰くんに任せっきりなんでしょ。

森さん

ほんと大変なんだから手伝いなさい。

中也

わっわかりました。

森さん

後人手不足はあと少しで解消するから

森さん

そんなに心配しなくて大丈夫だよ。

中也

了解しました。

2ヶ月ぶりに帰路についた。

時間は夜の10時

虫の音がちょっぴり聞こえる。

中也

太宰ーただいまー

中也

中也

帰ったぞー

中也

太宰ー

おかしい。返事がない。

中也

太宰?

太宰

お願いだから静かにして!!

赤ん坊の鳴き声(夜泣き)と太宰の大きめな声がドアの向こうから聞こえた。

中也

太宰!

太宰

ちゅうっや…

太宰

私っ…

疲れ果てた太宰が床に座り込んでいた。俺は数秒抱きしめて桜弥をあやした。

中也

少し。落ち着いたか?

太宰

うん。ごめんね中也。

太宰

迷惑にかけちゃった。

中也

問題ねぇ。

中也

俺こそずっと家空けて悪かった。

中也

明日。ボスのところ行こうか。

中也

桜弥は姉さんと鏡花に任せればいい。

太宰

うん。

この作品はいかがでしたか?

670

コメント

11

ユーザー

私も育てたい

ユーザー

私が代わりに育てましょうか?!?

ユーザー

中也さん!育児も家事も全て私がやるので家に置いてください! お願いしますっっ!!_| ̄|○

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚