青龍
ここ、どこですか。そして、この子供は…
晴明
た…助けて…
青龍
…別に今あなたから魂を取っても良いんですけど、精神はまだまだでしょうから
玄武
青龍、なにがあったんだ
青龍
こいつに呼ばれまして
玄武
この子は…晴明様の
青龍
まぁ、そうでしょうね
晴明
ちょ、早く助け…
玄武
晴明様というより数ヶ月前に死んだあの教師の生まれ変わりなようだな
青龍
その時に体質も譲り受けたのでしょうね
玄武
とりあえず死なれては困る。なんとかしよう
晴明
いやー、助けてくれてありがとうございます
青龍
あなたは晴明様の生まれ変わりですよね?
晴明
多分…?僕が過去に教師だったことや退魔の力を持っていたことは覚えてますけど…
晴明
いわゆる人格はここに生まれた
明晴
明晴ですよ
玄武
そして何故死にかけていたんだ?
明晴
母のせいですよ。今は幸いにもギャンブルに行っていますが
青龍
父親の方は?
明晴
だいぶ前に出て行ったよ。おかしくなった母に愛想を尽かしてね
青龍
おかしくなった、という事は初めはまともだったんですね
明晴
まぁね、僕の兄であった明雨が死んでから僕にあたってくるんだ
明晴
じゃあね、助けてくれてありがとう
青龍
ちょっとまっ!
青龍
はぁ、帰されましたか
学園長
うげ、
青龍
うげとはなんだうげとは
学園長
プライベートであなたに会うこちらの身にもなってくださいよ
青龍
こちらも会いたくて会ったわけではないわ
学園長
ていうか貴方人に紛れるなら急に現れるのは辞めた方がいいですよ
学園長
もし人がいたらどうするんですか
青龍
いや、それは急に((
青龍
(まてよ、こいつはあの明晴とかいうやつを知らないよな…)
学園長
急に…なんですか
青龍
いや!!なんでもないです
学園長
へぇ、と納得すると思ったか何か隠してるな。吐け
青龍
いや!隠してなどいませんよ
玄武
青龍
学園長
貴方もいたんですか
玄武
あぁ貴方もいたのか蘆屋殿
青龍
それでなんでここまで来たんですか
玄武
いや、私は呼ばれたわけではないからもう少し話を聞こうかと思ったんだが…
明晴
貴方も帰ってくださいよ
玄武
いや、少し話を聞きたくてな
明晴
…僕が譲り受けた退魔の力って神様にでも効きましたよね
玄武
…今の現状だけ
明晴
結構です。帰らなければ実力行使ですよ
明晴
貴方たちは晴明公を復活させたいんですよね。精神が出来上がっていない僕から魂を抜くわけにもいかない
明晴
さぁ、早く帰ってください
玄武
…また来る
明晴
来なくて結構です
玄武
と、追い出されてしまってな
青龍
はぁ…って(やばい蘆屋殿にバレたのでは…!)
学園長
退魔の力…?貴方たちまさか!
玄武
これは…口走ってしまったな
青龍
せっかく私が隠していたんですが
玄武
すまない
青龍
まぁ、大丈夫でしょう場所なんて分かるはずないですから
学園長
晴明君の生まれ変わりですか…!貴方たちを覚えているという事は記憶も…
玄武
あぁ、あるにはあったが
青龍
期待はしない方がいいですよ。あの子は記憶があれど貴方たちが知っている人ではなかった
学園長
まぁ、有益な情報感謝します。それでは
学園長
蘭丸さん
烏丸
どうしたの〜あっちゃん
学園長
ひとつお願いが
烏丸
ふーん。それでいくら?
学園長
…前に私の財布からスった10万無かったことにしてあげましょう
烏丸
もうちょいいこ?
学園長
はぁ、なら私の玉をスったのも無しにしてあげましょう
烏丸
まぁ、それでいいよ!あっちゃん根に持つとめんどくさいタイプだし
烏丸
それで?お願いってなに
学園長
探して欲しいのです
烏丸
誰を
学園長
晴明君の生まれ変わりです
烏丸
…え、また?
学園長
まぁ、3度目だよな
烏丸
それで?目星は付いてるの
学園長
まぁ、多分京都です。そして北方向
烏丸
まぁ、頑張ってみるよ
学園長
あと、ひとつ相談が
烏丸
仕方ないな〜たまには聞いてあげよう
学園長
このことを言うかということです
烏丸
晴明君が亡くなってから約一ヶ月半みんな前を向いてきた頃なんだけどね
学園長
皆さんがこのことを知ればどうなることやら
烏丸
まぁ、彼の親友であった2人には教えてあげれば?生徒に教えるのは同意しかねるけどね
学園長
まぁ、それが筋ですよね
学園長
それでは
一方その頃…
明晴
早く逃げないと…!
恵比寿
え?