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暗い内容、不穏要素

コレは、フィクションです 本当のことではありません

それでも良い方は、どうぞ

あの日以来、脳内から あの男(?)の姿と声がは離れない

ガンガンとまるで頭痛のように 声が記憶が蘇る

一刻も早く、早く早く早く この記憶を消すべきだ

けど、脳が、脳が 言うことを聞いてくれない

僕はやはり、生にしがみついている

死ぬのが怖いんだ

何回も、何回も何回も何回も 自殺を繰り返してる身なのに

怖いんだ

……いや、生に希望を持ったから 生きたいと思ったから

だから、離れないんだ 怖いんだ

彰是木 綾華

……っぁ゛

彰是木 綾華

(くる、し……)

こう考えてる間も 病気は酷くなっていく

死へと近づいていく

彰是木 綾華

(まだ、死にたくない……)

彰是木 綾華

(……死にたく、なぃ…?)

本当に死にたくない?

病気なんかで人生が 滅茶苦茶になるくらいなら

自殺して死んでやると思ったのに?

彰是木 綾華

(……分からない)

彰是木 綾華

(分からない)

今の自分はまるで鉄球のようだ

熱しやすく、冷めやすい

前までは死にたくて、仕方がなかったのに

今は生きたい、死にたくなくて

もう、訳が分からない

彰是木 綾華

(……どうすれば、良いのだろう)

彰是木 綾華

(僕は……)

あの人の言うことを信じ 差し出してくれた手を 握り返せば良いのだろうか

それとも疑いと通し 差し出された手を払うか

彰是木 綾華

(分からない)

悩んでるんじゃない 分からないんだ

彰是木 綾華

…………ギリッ

彰是木 綾華

一体、どぅ、すれば……

ドッドッドッド

ドーン!!!!

彰是木 綾華

っ゛!?

エルナ

ひっさしっぶりぃ〜!!

エルナ

綾華かな?綾華でしょ!
あ〜!やっぱ綾華だぁ〜!

エルナ

生きてて良かった〜!!
て、また包帯増えてる!

彰是木 綾華

ぁは、、バレたか……

エルナ

あったりまでしょ〜?
私の目は誤魔化せないよ!

彰是木 綾華

………………エルナ

彰是木 綾華

……少し、聞きたい
ことがあるんだ

エルナ

ん?聞きたいこと?

彰是木 綾華

………………君は

彰是木 綾華

兄を置いて
けぼりにしたのか?

ナル

ぜぇ゛、はっ、ぁ゛……

ナル

ぇ、ルナ゛……っ

エルナ

あ!ごめん!!

エルナ

置いて行っちゃってた
へへへ〜!!

ナル

へ、へへへじゃな……ガフッ

彰是木 綾華

…………大丈夫かい?

ナル

ん、、ぁ、久しぶり
綾華、へへ……

ナル

無事で、良かった……

彰是木 綾華

…………ッ

彰是木 綾華

うん、無事だよ

ナル

ぁは、良かった、ほんと

ナル

あ、そうだ

ナル

折角ならさ、一緒に
ご飯食べに行かない?

ナル

ちょうどお昼だしさ

彰是木 綾華

エルナ

綾華も食べに行くの!?

エルナ

良いね良いね〜!!

彰是木 綾華

………………

ナル

あ、無理とは言わないよ

ナル

綾華にも
綾華の時間があるからさ

彰是木 綾華

…………いや

彰是木 綾華

行くよ、行かせて欲しい

彰是木 綾華

……久しぶりに
人と触れたかったから、さ

彰是木 綾華

……ついて行って
良い…かな?

ナル

……!!

ナル

うん、勿論!

エルナ

やったぁ〜!!

エルナ

じゃ、一緒行こ!

エルナ

ん、美味し〜!!

エルナ

んふふっ

彰是木 綾華

………………

ナル

綾華、どう?

彰是木 綾華

……うん、美味しいよ

ナル

良かった

彰是木 綾華

………………

彰是木 綾華

(相変わらず2人は明るいな)

彰是木 綾華

(僕と違って、生き生きとしてて、綺麗で、元気で)

彰是木 綾華

(頼りがいがあって、凄くて)

彰是木 綾華

(……この2人になら、きっと…)

彰是木 綾華

(……話したら、…)

ナル

……綾華?

彰是木 綾華

!!

彰是木 綾華

ぃや、ははっ
何でも、なぃよ……

彰是木 綾華

(……嗚呼、馬鹿だなぁ)

彰是木 綾華

(話せば、助けてって言えば)

彰是木 綾華

(楽に、なれる、はずなのに……)

【死に逝く先の終着点】

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