蓮
俺は蓮。高校生になった
蓮
中学の奴らのいない高校
蓮
嫌いだった訳じゃない
蓮
むしろ楽しかったし彼奴らが好きだった、毎日笑ってた
蓮
だからこそ、この高校を選んだ
蓮
俺は…俺の家族、家系が周りとは違うから、変わっているから
翔琉
おっはよー!
朝から元気の良い声が教室に響く
青木翔琉、一言で言うと元気な奴だ
翔琉
おはよー池田、おっ何聞いてんの?
そう言いながら俺の前の席に座る
俺の苗字が池田で彼奴の席とは前後 その所為かよく話す相手は青木だ
蓮
ああ、おはよう青木
蓮
○○の□□だ、お前も好きだろ?
両耳に付けていたイヤフォンの片耳を外して青木に渡す
翔琉
これ!○○の曲じゃん、やっぱ○○の曲って良いやつばかりだな
蓮
だな
二人で曲を聞いて少し
武道
おはよー青木、池田!
武道
なーに朝からイチャついてんだよー
吉田武道、此奴を一言で言うと…
武道
二人付き合ってんの?
馬鹿である
武道は青木の同級生で、気がついたら話すようになっていた
蓮
んな訳ねーだろ
と、武道の顔を見ると…
蓮
っ!
左目の下にフェイスペイントのような、青い雫が武道の顔にあった