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主
主
主
主
主
潔世一の隣の席になってからも 俺の稚拙な計画は順調に進んだ。
潔世一は馬鹿みたいに 純粋で真っ直ぐだった。
少し褒めただけで目を輝かせて、 しっぽを振る健気な犬のようだった。
そんな潔を見ていると毒気を 抜かれて笑ってしまっていた。
それから俺は世一の事を ファーストネームで呼ぶほどの 仲になった。
だが忘れてはいけない、
世一は兄を苦しめるための 道具であるということを。
深く関わることはしない。
悪意を手放すな。
そう肝に命じた。
モブ
モブ
kis
モブ
kis
kis
モブ
モブ
モブ男(潔の友人)
モブ
モブ
モブ
そう呟いたのが聞こえた。
ガラッ🚪
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モブ
モブ
isg
モブ
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モブ男(潔の友人)
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モブ男(潔の友人)
世一は知れば知るほど 真っ直ぐなやつだった。
お人好しで無駄に善い行いばかりする。
誰とでも仲が良くて俺とは正反対だ。
ただそれだけで特に 特別には感じなかった
だがある日のことだった。
俺は世一と、その友達のモブ男と三人で 昼食を食べていた。
isg
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モブ男(潔の友人)
モブ男の弁当には虫の死骸や 画鋲が入っていた。
モブ
モブ2
モブ2
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モブ男(潔の友人)
isg
モブ
モブ2
モブ2
モブ
kis
"この出来損ないが!"
兄の言葉が頭によぎる。
何なんだよ
何がそんなに楽しいんだ?
何をそんなに笑ってるんだ?
兄もお前らも、人を見下していたぶって 何が楽しいんだよ?
笑うな、
笑うな
ガンッ
俺は腹が立って虫や画鋲の入った弁当を モブに思いっきり投げつけた。
モブ
モブ2
kis
kis
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
俺は怒りに包まれた。
殴りかかってしまいそうな その時だった。
バッ
世一がモブに飛びついて 胸ぐらをつかんだ。
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モブ
isg
isg
isg
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isg
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そう言って世一は泣きながら 怒鳴っていた。
俺のために泣いて怒ってくれたのは 世一が初めてだった。
初めて俺という存在を 肯定された気がした。
この瞬間俺は悪意を 無意識に手放してしまった。
世一が俺の中で特別になったのだ。
その日の放課後俺たちは呼び出され 教師にお叱りをくらって、 親にも報告された。
カイザーの父
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カイザーの父
カイザーの父
俺は父にこっぴどく叱られ、その後 1人で帰ろうとしている時だった。
バキッ
潔の父
潔の父
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世一は父親に殴られていた。
それを見て俺は咄嗟に体が動いた。
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グイッ
世一の腕を引き、走って逃げていた
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保健室について俺はハッとした。
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kis
世一の首元にアザが見えた。
kis
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バッ
世一は急いで首を隠した。
kis
ドサッ
俺は世一をベッドに押付け、 シャツを脱がした。
kis
kis
世一の体はアザだらけだった
kis
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世一は望まれて、愛されて 産まれてきた人間だと思っていた。
だが違ったみたいだ。
kis
isg
isg
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そうか。
世一は親に大切にされていないことを 認めたくないんだ。
"俺と同じだ。"
kis
isg
kis
kis
kis
俺はそう怒鳴った。
isg
kis
kis
自分でも虫唾が走る程 無責任な発言だった。
だが俺は
自分では無理だから、
自分と同じである世一に 証明して欲しかったんだ。
全力で抗えば、このクソみたいな 状況から抜け出して自由になれると。
そう証明して欲しかった。
主
主
主
主