慧(けい)
慧(けい)
慧(けい)
さとみくん
じぇる
さとみくん
じぇる
さとみくん
じぇる
ガチャッ
この家に転がり込んでから もう3日ぐらい経っただろうか。 あ、俺さとみです。 説明なくてすいません作者が悪いです() 今出ていったじぇるくんのヒモやってます。
さとみくん
毎日俺のメシを美味い美味いと食ってくれる。 なんだかそれだけで少し心が暖かくなる。 …長くは続かなさそうだけどな…。
元々、俺には5年付き合っていた彼女がいた。 彼女とは結婚を約束して、毎日仕事に励んでいた。 …はずだった。
俺が、会社を辞めてしまったから。 俺が働いていた会社はいわゆるブラック企業。 ポジティブな方だった俺は病むことも無かったが、 それよりも先に体に限界が迎えてしまった。 ストレスで体を壊して、会社に辞表をだした。
元カノさん
さとみくん
元カノさん
さとみくん
口を開けば毎日上司や後輩の愚痴。 正直、参っていた。 体も痩せこけて、 喧嘩しても言い返す気力もなくて。
…そんな、ある日のことだった。
さとみくん
元カノさん
さとみくん
元カノさん
さとみくん
その先の言葉が出てこなかった。 「好き」嘘でもそう言えたら良かったのに。 自分でもよくわからなかった。 好きなはずだった。 会社辞めて、 毎日家事して、 養ってもらってる分際で なんで俺はこんなバカなんだろう。 都合のいい言い訳を探して、彼女から 逃げていた俺は… 本当に…
最低だ。
元カノさん
さとみくん
元カノさん
ペシンッ 鈍い痛みが走った。 彼女は涙を流して、 恨めしそうに俺を見つめていた。
さとみくん
元カノさん
さとみくん
こうして俺は5年付き合っていた彼女と別れた。 もう彼女は俺を養ってはくれない。 もう俺は誰も頼れない。 もう、俺は一人ぼっちだ。
じぇる
さとみくん
そんな俺を 君は救ってくれた。
慧(けい)
慧(けい)
慧(けい)
慧(けい)
慧(けい)
コメント
2件
いや、もうマジで良すぎるよねっていう話なんですよ