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リーブ
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氷海の魔女・リリー
第1章 銀色の少女と、麦わらの一味の出会い
ーー雪が降っていた
空から落ちてくる白い結晶が、海を、森を、そして小さな町を真っ白に染めていく
グランドラインに浮かぶ冬島ーールミナ島
一年のほとんどを雪に覆われたこの島には、ある噂があった
島の奥には’’氷海の魔女’’が住んでいる
銀色の髪を持ち、海を凍らせる少女
人間ではない
近づけば、氷漬けにされる
ーーそんな噂
けれど、その少女は決して人を襲うような魔女ではなかった
そしてそれは島の人々も知っていた。だが、近寄る人はいなかった ただ、一人で島を守っていた
少女の名はーーリリー
本名をリリー・ルシェリア
銀白色の長い髪を真ん中で分け、海のように青い瞳を持つ少女
腰には一本の剣
そして青い宝石が埋め込まれた魔法の杖
リリーは海を見つめていた
リリー
そのときだった
遠くの海面が、不自然に盛り上がった
リリー
リリーは杖を構える
リリー
杖から青い光が広がった
海水が空へと舞い上がり、巨大な氷の壁になる
迫ってきた波がぶつかった
ザァァァッ!!
水しぶきが飛び散る
そしてーー
パキパキパキッ
氷の壁が一瞬で凍りついた
巨大な氷の壁が、海の上にそびえ立つ
リリー
リリーは杖を下ろした
これが、彼女の日常だった
誰にも頼らず
誰にも甘えず
一人で島を守る
それが当たり前だと思っていた
リリー
過去 彼女の家族
彼女にも家族がいた
リリーがまだ幼かった頃
セリーナは、ミホークと共に暮らしていた
二人の間に生まれたのがリリーだった
セリーナからは、不思議な魔法を
ミホークからは剣の才能を
リリーは二人から、それぞれ違うものを受け継いだ
母が教えてくれたのは、普通の魔法ではなかった
ーー原海魔法
水、氷、霧、雪
そして海の流れそのものを感じ感じ取る、誰も知らない魔法
父が教えてくれたのは剣術
ある雪の日
幼いリリーは小さな木剣を握っていた
リリー
ミホークは目の前に立っている
ミホーク
リリー
ミホーク
ミホークはリリーの足元を見る
ミホーク
リリー
ミホーク
幼いリリーは首を傾けた
ミホークはほんの少し笑った
ミホーク
リリーは木剣を握り直した
リリー
ミホーク
リリー
ミホーク
その言葉はリリーの心に残った
ーーけれど
幸せな時間は、長く続かなかった
12歳の冬
その日、海賊がやってきた
町は混乱した
幼いリリーは母の手を握って走った
リリー
セリーナ・ルシェリア
セリーナは必死に娘を逃がそうとした
そのときーー
リリーの目に、1つの悪魔の実が入った
不思議な模様をした青白い果実
何も知らなかったリリーは、それを口にしてしまった
瞬間
世界が変わった
海が動く
雪が舞う
水が集まる
氷が生まれる
リリー
幼いリリーには、力を止められなかった
氷と水
そして、原海魔法
2つの力が重なり、島全体が凍り始める
セリーナ・ルシェリア
母の声。
セリーナ・ルシェリア
リリー
リリーは泣いた
リリー
その瞬間
巨大な氷の壁が2人の間に生まれた
リリー
リリーが叫ぶ
けれどーー
セリーナの姿は、氷の向こうから消えていた
その日から
母は行方不明になった
そして、父ミホークも姿を消した
リリーは1人になった
自分の力が怖かった
誰かを傷つけることが怖かった
だから決めた
ーーもう誰も頼らない
魔法だけを使う
剣は使わない
父親のことも、母親のことも、誰にも話さない
そうして7年が過ぎた
現在
ルミナ島の海
リリーはいつものように海を見ていた
リリー
そうつぶやいた瞬間
遠くから、巨大な船が見えた
リリー
リリーは杖を握った
船が近づいてくる
船首には、特徴的な旗
麦わら帽子をかぶった骸骨
リリー
その頃
船の上ではーー
ルフィ
ナミ
ナミが怒鳴った
ルフィ
ナミ
ルフィ
ナミ
ウソップ
チョッパー
チョッパーが言う
ウソップ
チョッパー
その横ではサンジが料理をしている
サンジ
ナミ
サンジ
ウソップ
サンジ
ウソップ
ブルック
ウソップ
さらに、船の後ろでは
ナミ
フランキー
ロビンは静かに本を読んでいる
そしてーー
ゾロ
甲板の隅
1人だけ静かな男がいた
木箱を枕にして寝ている
ナミ
ナミが叫ぶ
ナミ
ゾロ
ナミ
ゾロ
ナミ
ーーとにかく、騒がしい
リリーは遠くから、その船を見つめていた
リリー
その時
ルフィ
船から何かが飛んできた
ドサッ!!
雪の上に落ちたのはー
麦わら帽子の少年
ルフィ
リリーは目を細める
リリー
少年は立ち上がった
そして、リリーを見る
ルフィ
リリー
リリー
ルフィ
リリー
ルフィ
そこへナミたちが走ってくる
ナミ
ルフィ
ナミ
チョッパー
チョッパーが駆け寄る
ルフィ
チョッパー
サンジがリリーを見る
サンジ
ナミ
ナミが止める
サンジ
リリー
リリーが笑った
サンジ
サンジが倒れる
ウソップが笑い出す
ウソップ
サンジ
リリーは思わず目を丸くした
こんなに騒がしい人たちは、初めてだった
するとルフィがリリーの杖を見る
ルフィ
リリー
チョッパー
チョッパーが目を輝かせる
チョッパー
リリー
チョッパー
リリーは少し困ったように笑った
ナミ
ナミがため息をつく
ナミ
ルフィ
ナミ
ルフィ
ナミ
その瞬間
島の奥から爆発音が響いた
ドォォォォン!!
全員が振り返る
リリーの表情が変わった
リリー
ルフィが笑う
ルフィ
リリー
リリーは杖を構える
リリー
ルフィ
リリー
リリーは冷たく言った
けどルフィは笑った
ルフィ
リリー
ルフィ
リリーは黙った
昔の自分なら、誰にも頼らなかった
でもーー
目の前の少年は、本気で言ってる
リリー
ルフィ
ルフィが笑う
リリーは小さく息を吐いた
リリー
ルフィ
ナミ
ブルック
ナミ
騒ぎながら、一味は走り出した
リリーもその後を追う
その途中
ゾロ
低い声がした
リリーが振り返る
ゾロだった
ゾロ
リリー
ゾロ
リリー
ゾロ
それだけ言って、ゾロは前を向いた
リリーも歩き出す
不思議だった
ほとんど話してないのに
なぜか、ゾロとは少しだけ話しやすかった
町へ着くと、海賊たちが暴れていた
海賊 1
海賊 1
その言葉を聞いた瞬間
リリーの青い瞳が冷たくなる
リリー
海賊 2
敵が笑う
海賊 2
リリー
コメント
2件
わぁぁ!!!初めてのコメントありがとうございます!!
わあああ読み終わったよ〜!!😭💕 第1話からめっちゃエモい!!リリーの孤独な雰囲気と、そこに突然現れた麦わら一味の騒がしさのギャップが尊すぎる…!! ルフィの「困ってる奴がいるなら助ける!」に全力で胸キュンしたよ〜💘 それにゾロとの短いやり取り、「使うのか?」「必要な時だけ」って、まだ何も知らないのに通じ合ってる感がすごくない!?🧡 過去の悲しいエピソードも入ってて、リリーが一人で立ってきた理由がじわじわ響く…続きが待ち遠しすぎる!!次回も絶対読むよ〜⋆♡