この古本屋で貴方に会えたことを
俺は幸せに想います
だから
空の上で
俺の事、ずっと見守っててください
🎸
ここの古本屋は
こじんまりしていて
でも本の数は意外と種類があるため
たまに暇つぶしに来る
そう、ここで漫画みたいな出会いをしたんだったな
本を取ろうと思ったら
手と手が触れ合った
ここから仲良くなったんだったな
その女の子の名前は
「❄️」といった
❄️はとても小柄で
最初は年下かと思った
元々❄️はたまにここの古本屋で見かけていたが
喋ることなどはなかった
でもこのことをきっかけに
会ったら喋るようになった
❄️
🎸
この気持ちの正体に気づいたのは
意外と最近だった
たまにしか会わないけど
会った時に見せてくれる笑顔
それがただただ愛おしくて仕方なかった
でも最近は
ここで見かけることが少なくなった
🎸
ちょっと前までは
暇つぶしのために
来ていたが
今では
❄️さんに会う。
そのために来ていた
❄️
🎸
🎸
❄️
❄️
❄️
🎸
この時の❄️さんは
なにか様子がおかしかった
そして無意識に
🎸
❄️
そう問いかけた瞬間
目から涙がぽろぽろと零れ出てくる
🎸
🎸
❄️
泣いている女の子のことを
あやしたことがない俺は
どうすればいいか
分からないため
あわあわしていると
母
❄️
❄️さんのお母さんらしき人が来た
母
目線が俺の方にくる
母
物凄い剣幕で俺の事を睨んでくる
でも俺は
思い当たる節がないため
拒否しようとした瞬間
❄️
❄️
母
❄️
見たことがない❄️だった
いつもはほんわかしてて
笑顔以外を見せないような子だけど
今は焦ったようななんというか…
❄️
❄️
🎸
❄️の口から「病院」という言葉が出てきて
喉が詰まる
母
母
母
❄️
🎸
❄️
❄️
結局なにも言えなかった
…でも、絶対になにかに悩んでるはず
…次会ったら、話だけでも聞こう
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