「付き合って下さい!」
青
僕に告るなんて物好きも多くいるもんだな…
おっと
自己紹介がまだでしたね
僕は青
ごく普通の男子高校生
絶賛告白をされてます
だけど僕は付き合ってもすぐ別れるのを知ってる
だから振ろうと思ってるんだけど
「青さんっ…」
そんな涙目で言われたら触れないよ…
なるべく悲しませないで振る方法わからないし
けどなぁ…
「あっあのっ…」
青
「ブサイクでタイプじゃないかもしれませんがっ…」
「頑張って魅力的な女になるのでっ…」
「私と付き合ってくださいっ…!!」
あっ泣いちゃった!?
こんなに一生懸命に言ってるし…
振るなんてそんな酷い事出来ないよぉ…
青
青
「えっ…」
「本当ですか!?」
目をキラキラとさせて僕を見る女の子
その目を見て少し罪悪感を抱きつつ
青
青
青
青
青
僕は本心のまま告げると
女の子は頬を紅くし
フワッとした笑顔で
「ありがとうございます!」
と言った
だけど…
この子も今までの子と同じなんだろうな…
またアイツに…
あれから月日が経ち
また別れた
原因は至って簡単
橙
青
彼奴だ
僕の弟の橙
いつもそうだ
僕の彼女は寝取る
僕より親から優遇される
周りのクラスメイトから好かれる
全て僕の上に立とうとする
勿論そんな奴を好むわけない
橙
橙
僕を見つけていつも皆に振り撒いている笑顔で寄ってくる
勿論
僕の"元"彼女と一緒に
彼女ん
青
彼女ん
僕と別れて…
橙と付き合ってから彼女は変わった
少し前までは大人しく守ってあげたい子だった
だが今となっては自分は世界一の美女と思い
周りの女子を見下し
そして橙の事を自慢する様になった
今でさえ可哀想なのに
まだお決まりの事が待ってる
青
青
青
彼女ん
彼女ん
彼女ん
彼女ん
彼女ん
彼女ん
青
青
可哀想
今の性格じゃもう友達も少ないだろうな…
今は橙がいるから橙目的の人はいるけど
だけどもうすぐで…
橙
彼女ん
橙
橙
橙
橙
橙
彼女ん
彼女ん
ほら始まった
橙
橙
橙
橙
橙
淡々に毒舌を告げる橙の顔は少し穏やかだ
そんなイカれた橙を目の前にし女の子は
彼女ん
彼女ん
彼女ん
小さな子供の様に駄々をこね始めた
彼女ん
橙
橙
橙
最後まで少し穏やかな笑みでいい続けた橙
彼女ん
彼女ん
彼女ん
橙
橙
彼女ん
彼女ん
彼女ん
彼女ん
彼女ん
橙
橙
そう言ってこの場を去った橙
彼女ん
彼女ん
青
いきなり僕の名前を呼ばれて変な声が出た
彼女ん
彼女ん
彼女ん
彼女ん
意味がわからない
振ったのは君なのに
僕じゃなくて橙を選んだくせに
また付き合おうなんてさ
少し我儘だよ…
青
青
青
青
僕は出来るだけ優しく言って
橙の後を追いかけるように去った
青
橙
橙
さっき手酷く振ったのにも関わらず
何事もなかったような素振りをする橙に僕は
青
青
橙
橙
橙
橙
ボソッと何かを言ったようだが
僕には聞こえない声量だった
青
青
橙
橙
青
青
青
橙
橙
橙
青
橙は壁をドンッと叩き俺を睨み
橙
青
青
橙
橙
そうしてトイレから出ていった橙
青
青
青
青
あっ……♡♡
待って早いわっ……♡♡♡
肉食系……♡あっ♡♡♡
青
僕は自分の家のドアを背に向け
ズズっと背を扉に合わせしりを着く
家から知らない女の人の喘ぎ声
これも何回目?
確かに僕とお前は東京に引っ越してから2人暮し
だからってお前だけの家って訳じゃないんだぞ
少しでいいから僕の気持ちも考えてくれよ…
青
僕の目の前に誰か立った
青
桃
桃
この話しからして橙の友達か
青
青
これ以上言うのは気が引ける
僕は少し目線を外した
桃
桃
桃
青
青
桃
青
桃
少し目線を外された
何か僕変な事言っちゃったかなぁ…
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
青
桃
桃
青
青
桃
桃
久しぶりにいい子と話せたな…
それに話しやすいし
友達になり…
いや
そんな高望みしちゃいけないか
僕は直ぐに人がいなくなるし
仲良くなって別れた時が一番辛いなんて
もう何百回も味わったろ…
桃
青
青
青
僕は桃君の後を着いてきて
確かにカラオケ店の中に入ったはず
なのにカラオケの部屋が異様に暗い
来なさ過ぎて僕に知識がないだけか?
青
誰かに後ろから抱きつかれ
首を舐められた
青
桃
青
青
青
青
桃
桃
桃
青
その瞬間僕はお姫様抱っこをされた
暗闇の中抵抗しても無意味だとわかり
抵抗をしないでいると
ポスッと柔らかい感触があった
青
桃
桃
青
いきなりキスをされた
初めてなんだけどな
青
青
桃
桃
やっと離してくれた
てかいきなりなんでキスなんか…
青
青
桃
青
青
桃
青
青
青
何か硬い物があたった
桃
桃
桃
青
青
桃
青
桃
桃
桃
青
怖い
やだ…
誰か助けて…
僕は恐怖で強く目を瞑った時
ドアが行き良いよく開く音がした
桃
桃
桃
青
この部屋は暗く廊下は明るい
そのせいで橙が逆光になってよく表情がわからない
橙
桃
桃
青
僕は橙に強く腕を捕まれ引っ張られる
桃
青
強く強く
腕を掴まれながら連れられる
そしてしばらく歩き
何処か細い道に入って止まり
ドンッと思いっきり壁に迫られた
青
青
橙
橙
何故か怒気を孕んた声で言ってくる橙
それが怖く下を俯いていると
顎を掴まれ強制的に目線を合わされた
青
この距離で身長が合わないせいで顎がかなりの上に上がる
それが少し苦しい
青
青
橙
橙
青
青
青
青
青
青
橙
青
橙は僕の胸元の服を少し破り
つ〜と僕の肌をなぞる
青
橙
橙は顎を離してくれた
それで橙がなぞった所を見ると
青
そこには赤い跡があった
橙
橙
次に僕の首を触る橙
青
青
橙
橙
橙
青
橙
橙
橙
青
青
ぢゅうと首に強くキスをする
橙
青
橙
青
そしてまた強く胸元にキスをする
青
青
青
橙
橙は跡をつけるのを止め
僕の目を見て告げる
橙
橙
橙
橙
青
いきなり変な事を言う橙に少し混乱する
人のものに跡つけられた?
ものって僕の事?
けど僕はお前のものになった覚えは…
橙
青
何故か敬語になってしまった
橙
青
橙
橙
青
青
青
青
青
青
初キス奪われたって弟に言いづらい…!
言わなくても良いかな…
橙
青
橙
橙
橙
青
橙
橙
青
恥ずかしい事は言えない…
遠回しに言うには…
青
橙
青
青
初めてを取られたと言った瞬間
橙はいきなりキスをしてきた
青
僕の口に橙の舌が入り込んできた
僕の口の中を動く
青
青
橙が上顎を舐めてくる
それに僕は反応してしまって
それを見逃さなかった橙はその行為を止めない
青
青
やっと離してくれたと思ったら
橙は僕の服の中に手を入れ
そして下半身に手が伸び
青
青
青
青
橙の指が僕の中に入ってくる
橙
橙
橙の指が僕の中で動く
青
橙
橙
青
青
今凄い変な感じになった
今凄いゾクゾクした
青
青
青
橙
橙
青
青
橙
橙
青
青
僕は色んな感情がぐちゃぐちゃになって
橙を見る視界がボヤけてきた
橙
青
橙は指を抜き
優しく抱きしめてくれた
橙
青
青
橙
青
橙
橙
橙
青
青
橙
青
青
青
橙
青
青
橙
橙
橙
橙
青
橙
青
橙のこの言葉に僕は弱い
それを知っててやってるよなコイツ…
青
青
橙
青
青
青
橙
青
橙
青
付き合う?
僕が?
橙と?
え?
橙
橙
青
青
青
橙
青
青
橙
橙
橙
青
あれから数年後
青
僕がお茶を啜りながら話すと
橙
青
橙
青
青
橙
橙
橙
橙
青
青
橙
青
橙
青
橙
橙
青
橙
青
青
青
橙
青
橙は僕の服を手慣れた手つきで脱がす
あっという間に全て脱がされてしまった
流石に何年経ってもなれない…
橙
橙
青
青
橙
青
橙
青
橙
青
橙
橙
青
橙
青
青
青
青
青
❦ℯꫛᎴ❧
大好きだよ
オマケ
コメント
2件
え、まって最高すぎなんだが、橙くんかっこよすぎない!?