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ユータ
遠くの星が見えるのって、すごく不思議じゃない？
モミ
遠くの山が見えるのは不思議ではありませんか？
ユータ
そう言われると不思議だね
モミ
要は光を見ているわけですから
ユータ
なんか遠くのちょっとした光しかないのに見えるのが不思議なんだよな
モミ
何も遮るものがないことが不思議なのでしょうか
ユータ
それもそうだけれど、ちょっとの光量でも見えることかな
モミ
光が粒だからこそ星が見えるわけですね
ユータ
粒なの？
モミ
粒というか粒子ですね
ユータ
波と粒子の性質を備えているってやつか
モミ
そうです
モミ
量子論ですね
ユータ
難しいな
モミ
字面だけですね
ユータ
分からないからな
モミ
確かに難しいのは否めません
ユータ
光が波だと星は見えないの？
モミ
人間の目はアンテナではありませんからね
ユータ
そりゃそうだ
モミ
知覚できるくらいエネルギィを得ようとすると時間がかかります
モミ
しかしながら、一瞬で星の光は見ることができるでしょう
ユータ
確かに
モミ
ですから星の光の粒を見ている訳です
ユータ
よくできているなぁ
ユータ
どうして光を粒として見ることができるんだ？
モミ
良い質問ですね
モミ
難しい話になりますが、波長を観測することを無視しているからです
ユータ
波長を無視？
モミ
そうです
モミ
位置を観測しようとすればするほど粒子としての性質が現れ、波長を観測しようとすればするほど波の性質が見られる
モミ
不確定性原理ですね
ユータ
うん？
モミ
目は特定の波長のみを認識しますから、光子として星を観測している訳です
モミ
分かりますか？
ユータ
急に難しくなったな
モミ
不確定性原理の話をしなければなりませんね
モミ
まずはプランク定数というものがありまして
ユータ
分かった
ユータ
この話はまた今度にしよう
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