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ぬし
ぬし
砂煙が晴れていく。 砕けた地面の中心で、ルナとクロロが向き合っていた。 旅団の面々は誰も声を出せず、ただ二人の気配の消長だけを追っている。
クロロの頬には、かすかな裂傷。 対してルナは――呼吸すら乱れていなかった。
クロロ
クロロが静かに手を下げる
クロロ
旅団の空気が一気にざわつく。
ノブナガ
ウボォーギン
ルナは無表情のまま、一言だけ返した。
ルナ
クロロは微笑み、仲間に背を向けた。
クロロ
旅団の十二の影が、沈む夕日の向こうに消えていく。 残されたのは、静寂だけ。
ルナ