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コメント
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神作降臨ありがとうございますほんと🙇🏻♀️՞ 悪友コンビですかねこのおふたりは...??(自分新規なので違うかもです) 必死にオメガ隠してバレちゃう相手がkwmrさんなのほんと最高すぎる!! 余談ですけど、イラストの方も動いて頂けると是非助かります🙇🏻♀️՞
いやもう神ぃぃぃぃ!!!!!! マジでこの時間まで起きててよかった!!! 伊沢さんの努力が崩れる瞬間も好きだし、河村さんと暴言吐きあってる所も全てがもうマジで最高です!!!!! 本当にやっぱり好きです!!!!!
河伊珍しい ‼︎‼︎‼︎ 😽✨転生しても文章力えぐいの辞めれる???🫵🏻🤩普通に好き(??)てか上手くなってね❓❗️🥹💖💪🏻こっちは描かなすぎて下手になっちまったぜ。一言で言うなら好きです愛してます。(?)
優秀な人間 、 可も無く不可も無い人間 、 愚かな人間
其ら全ての人間に ” ソレ相応の評価 ” が明確に付けられるのは 当たり前の話だ 。
幾ら ” 自分は有能だ ” と語り尽くしても 、 何時かはボロが出て 、 見える物となり 無能がバレる 。
有能な人間を欲するのも 、 無能な人間を放すのも 、 普通の人間に見向きもしないのも当たり前だ 。
─── 有能を偽る無能 を陥れるのも 、 当たり前だ 。
医 .
医 .
医 .
伊 .
母 .
父 .
医 .
医 .
小学生の頃 、 何も分からなかった大人の話 。
当時の俺は オメガやアルファの意味すら知らず 、 ただ言葉だけを喉に通らせ 、 丸呑みした 。
俺の父は 大手企業の社長 。 俺の母は名の知れ渡る有名な看護師 。親戚もほぼ全員 、 そんな感じの役柄 。
其等は アルファと呼ばれる 、 人間界トップレベルの知識や能力を持っている 、 地位の高い人間が分布される性だ 。
その間に産まれた俺が 、 何故か ” オメガ ” だった 。
オメガは アルファの逆で 、 出来損ないで地位の低い 、 職を手に入れるのすら苦労するポテンシャルの持ち主の性 。
オメガには 発情期( ヒート )と呼ばれる 、 番( つがい )が居ないアルファを惹きつける 強烈なフェロモンを放つ時期が 、 定期的に訪れる習性がある 。
オメガとアルファが交わるのが番だと呼ばれるのだが … オメガは地位が低い故 、 性的嗜好を向けられ 性犯罪が起きやすい為 、 無理矢理番にされるケースも多い 。
其れに 、 アルファとオメガは人間の中でもかなり少なく 、 人間の過半数は ベータ( ノーマル )で形成されている 。
…… 此処まで来れば何を言いたいか分かるだろう ?? アルファとオメガが正式に結ばれるなんて 無理な話だ 。
出来損ないの男何て 、 誰も拾ってくれまい 。
伊 .
父 .
伊 .
小学生の中盤になる頃 、 段々と自覚した 。
オメガという性が与えられた自分は 、 その辺の人間よりも落ちこぼれで 、 出来る事が限られていると 。
皆が簡単に出来ている計算や掛け算も 、 自分は指を使っても間違え 、 其の度にクラスメイトに 随分と気まづそうな白い眼で見られた 。
自分だけぽつりと取り残され 、 置いて行かれて 。 ” あー 、 ぼくって だめなんだ ” と度に思わされる 。
父 .
伊 .
伊 .
父 .
父 .
父 .
伊 .
伊沢家の家系に 落ちこぼれが居ると知られたら 、 其れは其れは相当な損失に繋がるだろう 。
だから 、 伊沢の名に恥をかかせない様に 。
俺は ” 一番 ” を目指し続けた 。
伊 .
父 .
伊 .
” 一番 ” を目指し続けた 。
母 .
伊 .
” 一番 ” を目指し続けた 。
父 .
父 .
伊 .
「 ……… 拓司 、 父さんと母さんの事は好きか ?? 」
伊 .
「 …… なら 、 父さん達の顔に泥を塗る行為は辞めろ 。 」
伊 .
「 …… 本当にお前は ………… 」
「 誰に似たんだ 。 出来損ない 。 」
幾ら泣いても 、 幾ら手に豆が出来ようと 。 勝手に頭が良くなるなんて思っている訳では無い 。
だが 、 上を目指し続けても 、 不意に現れてくる ” それよりも上 ” の存在に 、 過剰に恐れていた 。
色々なものが 、 ぼろぼろになった 。
このままは情けない 。 情けない自分が 、 余計に惨めになる気がして 、 必死に 、 強く鉛筆を握った 。
何も出来ない自分が 、 腹の底から嫌いだった 。 存在を否定され 、 孤独を何度も歯が染みる程に味わい 、 悪い評定を貰う度に 、 今すぐにでも泣き叫びたくなる程に 。
俺は 、きっと 。 誰かの 一番 に成りたかった 。
生 .
生 .
生 .
伊 .
ガキの頃からの努力の数は 、 負け知らずの量だ 。
あれから 父と母は俺の評価ばかりに目が眩んでしまったけれど 、 良い評価さえ出せば人並に讃えられる 。
詰まり 、 俺が ” 良い評価 ” だけを出し続ければ 、 俺も 、 大好きな両親も 苦の思いをせずに済むのだ 。
高校生になった今では 、 学園の名を背負う生徒会長を務め 、 学力テストも体力テストも一位勃発の男 。
父さんが言う 、” 一番 ” に少しは近付けただろうか 。
だが 、 俺にはたった一人の ” ライバル ” が居た 。
周りと大いなる差を付けてきた俺は 、 唯一 此奴には何度も張り合い 、 負ける事も幾つか有った 。
伊 .
河 .
伊 .
河 .
伊 .
河 .
伊 .
俺はそんなたった一人のライバル 、 河村拓哉が大嫌いだった 。 彼奴もきっと俺の事が嫌いに違いない 。
河村は良くも悪くも産まれた時からの大真面目で 、 周りとの学の差は俺並に有る 。
周りと違う自分を褒められていたのに 、 境遇が似ている俺と同じ環境に居れば 、 そりゃあ嫌われるだろう 。
此奴の考えは理解出来ないし 、 俺の考えも理解されない 。 性格も思考も 、 俺と真反対 。
彼奴さえ居なければ 、 俺は完璧な人間に成れたのに 。
俺が 、 この世界で一番 、 大嫌いな人だ 。
河 .
伊 .
河 .
河 .
伊 .
河 .
伊 .
伊 .
河 .
伊 .
河村 │ 488 伊沢 │ 491
河 .
伊 .
伊 .
河 .
伊 .
河 .
伊 .
……… とは言え 、 何だかんだ 、 何時も俺は彼奴と勝負して 、 一喜一憂してる 。 これが腐れ縁なのだろうか 。
伊 .
そう思いながらも 、 放課後 資料を取る為 生徒会室の扉を開けた 。
鍵を挿し開く ── その瞬間 、 俺の鼓動は脈を早く打った 。
” ドクッ !! ” ──────────
伊 .
膝から崩れ落ちる様に座り込み 、 どくどくと鳴り響く心臓を抑え 、 流れる汗が落ちるのを見詰めた 。
伊 .
顔がとんでもなく熱い 。 扉はゆっくりと風で閉まるが 、 そんな事すら気にも留められない 。
伊 .
「 拓司君は 、 診断の結果 … 」
伊 .
「 間違い無く ” オメガ ” だと見なされました 。 」
伊 .
俺は 、 俺はオメガなんかじゃない 。
其処ら辺の出来損ないと一緒にすんな 。
誰よりも泣きながら努力して 、 上に立ってる 。
アルファに違いない 、俺は 、 俺は一番だ 。
オメガみたいなカスと違ぇんだよ 。
伊 .
努力してない奴等と俺は違うんだ 。
何十回 、 何百回 俺が挫折したかも知らずに
何万回 立ち上がったかも知らずに 。
身体は熱くなるばかりで 、 息は詰まる様に苦しく 、 白いワイシャツを握る手の力だけが強まるばかりだ 。
こんな姿 、生徒会長としての威厳が保たれない 。
誰よりも情けない 、 誰よりもはしたない 。
伊 .
…… この前言ってた定期テストの見せ合い 、 するって言ったのに 伊沢のヤツ 、 何処行った 。
もしや 、 点数が悪すぎて見せられないのか ?? だとしたら 、 情けなさすぎて面白い 。 何としても見付ける 。との思いで 、 ある程度の場所を探した後 … 此奴と生徒会しか入れない生徒会室に足を踏み入れようとした 。
河 .
扉に手を掛け 、 一か八かで開けようとする 。
ギィィ …… と言う音と共に扉は開いた 。
なーんだ 、 居ないのか 。 なんて思う前に 、 俺の目の前に座り込んでいる伊沢が直ぐ様視界に飛び込んだ 。
其れと同時に 、 鼻の奥が刺激された 。
河 .
何故だ ?? 必死に頭を巡らせた 。
俺は数少ないアルファ 。 此奴も有能な人間な筈だ 。 だが 、 アルファじゃあ無いのか … ??
… この匂い 、 間違いなくオメガのソレだ 。
俺は初めて 、 此奴の 第二の性 を知った 。
河 .
伊 .
涙目で 、 俺を見つめる伊沢 。
俺の 、俺の大嫌いな伊沢 。
間違いなく 、 俺は此奴が 大嫌い 、 な筈 。
それなのに 、 今の俺は可笑しい 。 此奴がオメガだと思いもしなかったから 。 今迄のウザったい行動も 、 全部 オメガのした事だと考えると 、 可愛いなんて思ってしまう 。
俺の理性は 、 今にでも焼き切れそうだ 。
否 、 理性なら ──── もう無いのかも知れない 。
伊 .
伊 .
河 .
匂いに釣られて 、 思わず足は動いた 。アルファに偽装してた此奴が 、 オメガだと分かったなら 。 アルファ( 俺 )は此奴を 、 徹底的に 陥れたい 。
あの時 立てた中指も 、 生意気な言葉も 、 イキってた態度も 、 全部オメガの此奴がした事なんだろう ?
はッ 、 そんなの 、 俺が一番好きな展開じゃねぇか 。
ガリッ ────────── !!
伊 .
項を噛まれて 、 目の下に涙を貯める会長 。
無理だ 。 今の俺には 、 あのウザイだけの面が 、 可愛くて仕方無く見えてしまう 。
情けなくて 、 はしたなくて 。 オメガじゃないだとかほざいてたのが馬鹿らしく見える 。 あー 、 否 。 オメガだから馬鹿か 。笑
伊 .
河 .
伊 .
河 .
此奴の心情を考えると 、 より興奮する 。
今まで積み上げてきた物で 、 有能だと称えられていたのが 、 俺によって一気に壊されて 。
やっぱ 、 オメガはオメガらしく俺に抱かれろ 。
それが一番 、情けなくならずに済むだろ 。
パチュッ ♡♡ パチュドチュンッ ♡♡ パヂュッバヂュッ 、 ♡♡
伊 .
河 .
伊 .
大嫌い 、 だと思ってたよ 。 正直 。
でも 、 嫌いじゃないんだって知った 。 …… なんなら多分 、 お前がベータだろうと アルファだろうと 、 お前の事 抱いてたと思う 。
… お前の所為で俺 、 やっぱ頭イかれてるわ 。
でも可哀想なのは俺じゃなくて 、 伊沢だろ 。
俺にオメガってバレちゃって 、 残念 。
偽って 嘘ついて 俺の事 散々煽りやがって 。
… 好きだよ 、 会長 。 その情けない顔 、 バカ唆る 。