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あの後、私と薬売りは宿を出て行き、のらりくらりと旅をしていた
薬売り
時雨
そんな事を話していると、
侍
時雨
薬売り
突如、後ろから声がし、私と薬売りは後ろを振り返る
侍
薬売り
侍
薬売り
そう言い、薬売りは箱から塗り薬を取り出し、準備をする
時雨
私は薬売りの傍に駆け寄る
薬売り
時雨
そう言い、私は作業に打ち込む
侍
突然、侍がそのような事を言い出した
時雨
私と、薬売りが、夫婦?!?!
私は顔を真っ赤にさせながら、 作業に集中する
薬売り
薬売りは未だに紅い頬の私を見て、クツリと笑う
は、恥ずかしい、
薬売り
薬売りは手際良く薬を塗っていく
薬が塗り終わると、
侍
侍は歩けるほどには回復した
侍
そう言い、薬売りの手にお金の他に紙のような物が置かれた
侍
薬売り
時雨
侍
私と薬売りは侍が見えなくなるまで頭を下げた
薬売り
時雨
私と薬売りは再び歩き出した
侍の言っていた通り、真っ直ぐ道を進んでいくと、茶屋が見えた
茶屋の娘
私と薬売りは縁台に腰掛け
薬売りは茶屋の娘に紙を見せる
茶屋の娘
薬売り
茶屋の娘
そう言い、娘は中へと入っていった
お団子なんて、何年振りだろう、
ちらりと薬売りの方をみれば
薬売り
時雨
薬売りと目が合ってしまった
薬売り
時雨
薬売り
時雨
そう呟く声は、いつもと変わらなかったが、どこか寂しさを感じた
時雨
時雨
私は両手を握りしめながら そう答える
そんな話をしていると
茶屋の娘
娘が団子と抹茶を持って現れた
茶屋の娘
そう言い、娘は再び中へと戻った
薬売り
時雨
私はみたらし団子を口に運ぶ
時雨
私は思わず目を輝かせてしまった
美味しい、!! 久しぶりに食べたけど、こんなに美味しかったけ、?
私は二口目を口に運ぶ
薬売り
時雨
私は口に付いている蜜を取ろうとする
薬売り
そう言うと、薬売りは私の口の 右端に付いていた蜜を指で取り
薬売り
そのまま蜜の付いた指を口に運び、微笑んで見せた
時雨
顔を真っ赤にさせ、薬売りに怒る
薬売り
時雨
顔を赤くしながら抹茶を飲む
薬売り
薬売りもまた抹茶を飲む
時雨
そんな薬売りの様子を見て思わず笑みがこぼれた
これは、よく晴れた日の 貴方との良き思い出