主
ラムリ、あの!

ラムリ
どうしたんですか?主様

主
これ、気に入ってもらえるかわからないけど

主
プレゼント、用意してみたの

ラムリ
ふぇ!?主様からボクに!?

あなたがコクリと頷くと、ラムリは嬉しそうに、恥ずかしそうに包みを受け取った
ラムリ
あ、ありがとうございます主様!

ラムリ
開けてみてもいいですか?

主
うん

ガサガサと包みを開けるラムリの手に、他の執事達も注目する
ラムリ
これは…!

それを見た瞬間、ラムリは、うつむいてフルフルと震えだした
主
(え…?もしかして、カエルは食べる専門だった…?)

プレゼント選びを間違ったかとハラハラとしていると、突然、ラムリは、ガバッと顔を上げた
ラムリ
主様!ボク、ボク。

ラムリ
ゲコちゃんのぬいぐるみ、ずっと欲しかったんです!!

ラムリ
でも、こっちにはゲコちゃんのぬいぐるみは売っていなくて

主
え?そうなの??

ミヤジ
あぁ、基本的にはそうだと思う

ハウレス
売っているのは大体、くまやうさぎ等の可愛らしい感じのぬいぐるみばかりですね

ラムリ
ほんとに、ほんとにありがとうございます!

ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、ほほえむラムリを見て、ほっと胸を撫で下ろすあなた
ラムリ
主様、プレゼントにゲコちゃんを選んでくれたということは、主様もゲコちゃんが大好きなんですね!

主
えっ…。

ラムリ
嬉しいです主様!
今度是非ゲコちゃんとふれあいに行きましょう!
そして、ゲコちゃんの唐揚げを一緒に食べましょうね

主
え…あ…うぅ…。

ルカス
ラムリくん、主様はカエルが好きなわけではないと思うよ

ラムリ
え?そうなんですか??

ルカス
カエルが好きじゃなくても、ラムリ君が好きだからと
ラムリ君のことを考えてプレゼントしてくださったんだよ

ラムリ
そうだったんですね、ごめんなさい。主様

ラムリ
でも、主様がボクのことを考えてプレゼントしてくれたこと、とっても嬉しいです!

ラムリ
お優しい主様にお仕えすることができて、ボクは幸せ者です

主
喜んでもらえて本当に良かった

主
これからもよろしくね、ラムリ

ラムリ
こちらこそ!よろしくお願いしますね

ラムリ
フフッ!主様!だ〜いすき!
