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主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
注意 ・実力差 ・素晴らし差 ・BL、nmmn ・どろどろ ・桃赤
主
りうら
今日も、また好きがこじれて
赤髪の気付かないうちに倒れていたようだ
手に持つ携帯が震えている。
先程まで愛がこじれて独り、酸を吐き出していた
吐き出しすぎたせいか、足がガクガクと震え、血流が悪くなり寒い
りうら
りうら
連絡を取ろうとするも手が震えて、視界が涙で歪んで出来ない
りうら
ヒロインが辛がってる時にこそ来て欲しい。
そばにいて欲しい
そう思う赤髪とは裏腹に静かな部屋に1人の泣き声が響く
りうら
自分から来てくれた日が何度あったことか
例えそれが性処理のためだったとしても
片手で足りるほどな気がする
りうら
りうら
りうら
震えたまま、そう願った
時計の音が響く。
体の震えは収まっても立てる気力がない
"今は"
キミの言い放ったいらない主語
それさえ無ければ安心できるのに
りうら
また涙を零しながら、口から嘔吐物が流れ落ちる
涙も床に垂れて、何も見えなくなって
もう全部、知らないフリしたい
キミがもうすぐ消えちゃうだろうこと
りうら
この前、ベットの近くに知らないリップがあった
真っ赤なリップ
ただ、愛されたかっただけなのに
こっちを見てくれないの
ないこ
りうら
ないこ
そのほっとしたような顔
なんでか俺も落ち着いて、疲れがどっと体に覆いかぶさった
ないこ
最後にキミの声を聞いて、意識が途絶えた
りうら
りうら
目が覚めて、一番最初に呼んだのはキミの名前
だが、俺は1人ベットの上
キミはどこに？
それが答えなの？
介抱するだけして、安心させて、性処理なの？
りうら
りうら
りうら
また苦しくなる、胸をぎゅうっと抑えると
幸い、呼吸が荒くなることは無い間にキミが帰ってきた
ギィッ、
ないこ
りうら
ひとりで静かに呼吸を整える
りうら
りうら
りうら
嘘
平気なんかじゃない
カタカタと震える手は布団の中に隠して
キミに見られては元も子もない
ぎこちなく作った笑み、キミは見抜けてたみたいで
頭を撫でてくれた。優しいのに、何故か寂しくて
どこか苦しくて
理由は分からなかった
りうら
ないこ
ないこ
いいわけがない
俺はキミといるとずっと苦しい、ずっと辛い
いつ居なくなるかも分からない、
それなのにほのめかすようにリップなんて置かないでよ
りうら
りうら
ないこ
嘘だ
嘘だよそんなの、そんなの分かるくらいなら最初から連絡なんていらないでしょ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
視界が歪んできた
キミのワイシャツをくしゃりと掴む
軽く俯き、申し訳なさそうに眉を八の字にする
申し訳ない、なんて思ってもないくせに
ないこ
りうら
ないこ
りうら
知ってた、所詮そんな関係なんだって
ないこ
ないこ
りうら
また嘘を吐いた 自分を弱く見せないために
りうら
ないこ
上手くはぐらかして
逃げて
俺ばっか傷ついて
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
男友達
セフレからココまで下がった。
もう嫌になるな
りうら
ないこ
ないこ
そう言って、いつも俺が求めてた妖艶な笑みを浮かべる
布団に押し倒されて、キミの髪が垂れる
やめて
これ以上俺をキミでうめないで
ほんとに離れられなくなるから、嘘で怖さを取り繕ったのに
剥がさないで
りうら
ないこ
りうら
喉から怒声が飛び出る
一瞬びっくりしたような顔をしたキミ
その後また妖艶な顔をし始める
ないこ
俺がキミのその顔に弱いことも知ってて、そんな顔しないでよ
離れなくちゃ、キミと一緒にいたら
枝分かれできない林檎の木のようになってしまう
枝分かれをすることで、新しい実が宿る
キミの場合はその、真っ赤なリップなんじゃない？
りうら
ないこ
ないこ
ギリリッ、と手首を酷い力で掴まれる
りうら
ないこ
先程とは打って代わり、口元だけは笑っているのに
目は笑っていない、
嗚呼、あの優しさは嘘だったんだね
結局は俺の事なんて、一番に見てくれてなかった
全部あなたの作った幻影だった。
ホントのキミは歪みきってたんだ
ガシャン、そう言った時には俺の口元は塞がれていた
ないこ
りうら
ないこ
手を差し出された
その手を握ったら、もう戻れなくなる気がする
俺は手を振り払って、口枷も必死に外して
裸足のまま外に出た
キミの怒号が聞こえても知らない
キミと同じにはならないから
りうら
りうら
1人公園で泣きじゃくる
ここがどこかも分からず、痛みがするなと気づいた時には
足から酷く血が垂れていた
歪んでいた本当のキミ。
俺まで歪む訳には行かないから。
ブランコに揺られて、涙を砂に落として
ここからどうしたらいいのか、何も分からないけど
ただひとつ、分かることがある
りうら
掠れた声で笑う
セフレだったとしても、男友達でも、何でも良かったから
ほんとはそばに居たかった
なんて、遅すぎたな
俺、キミのせいで知らないうちに歪んでいたみたい
心も、カラダも。
キミが1番だったのにね
そんな中でも
歪んだ心は、もう戻れない
一生後悔と共に生きることとなる
それでも、それでもｯ、
キミの笑顔を望んでいる俺がいるのは
気のせいだよね。
りうら
りうら
拝啓、愛していたキミへ
今、キミは幸せ？
俺を振って、彼女さんと2人で
幸せになれてる？
俺がどれだけ辛いかも、苦しいかも知らずに楽しんでるんだよね
いつかまた、会う日が来るなら
過去形になった愛を綴らせて欲しい。
｢拝啓、愛していたキミへ｣ end
コメント
3件
最後の部分の｢過去形の愛｣は、拝啓愛していたキミへの、｢愛してる｣でなく、｢愛してた｣の部分の過去形と結び付けてます(？) 伝わってくれ(( 今回りり様と合作させていただくとのことで無理やり林檎関連ねじ込んでみました、それっぽくない？笑 気に入ってくれる子いたら嬉しいな🥰
どろどろ系ほんとに泣けます😭✨️ 桃ちゃんが凄く歪んでいたとしても最後まで好きでいちゃう赤ちゃんが切なくも感じてしまいます😭😭 桃ちゃんも赤ちゃんを絶望させても尚赤ちゃんのことを襲おうとしていてそこも好きになってしまいました🫶💕︎︎ めちゃくちゃ神作でした😇✨💕
感動した...感動したんだよｯｯ みっちゃんのどろどろ見ると毎回語彙力どっかいっちゃう、、 なんでや🙄🙄 ここからバトエンでもハピエンでも想像できる...✨️ たぶんバトエン展開なんだろうけど(( 私はどっちも想像したいんだｯｯ！！ とりま神作ありがと👍
